忘れられないよ君は―初恋だけでは終われない―
 亜美は胸元へ手を当てた。

 じゃあ。

 これって何?

 昔と同じ問いが浮かぶ。

 いつもなら。

 分からないことは丈に聞いていた。

 勉強でも。

 学校でも。

 人間関係でも。

 幸也への初めての恋まで。

 先生なら。

 答えてくれた。

 でも。

 今度は聞けない。

 だって。

 分からないのは。

 先生のことだから。

「…………」

 先生。

 私。

 先生のことも。

 好きなのかな。
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