澄ましたメイドのご主人様。

茉悧の大事な雇われメイド(?)

「……近いです茉俐様」



それから私達は変わらぬ日々を一月程過ごし。



「だって,何読んでるのかなって思って」



今はのんびりとした土曜を,本を読んで過ごしていた。



「隣じゃだめなんですか?」



みつあみが圧力でうねる程の距離に,茉俐様はいる。

足を広げ私を納めると,抱き締めるように私の手元を覗いた。

けれど,私が言葉をかけたことで,その温度は離れていく。

茉俐様のスキンシップの大きさは相変わらずだけど,茉俐様は私が嫌がることは基本しない。



「これならいい?」



ストンと隣に座られ,私も茉俐様を気にして少しずつだけ頁を捲る。

と,左手に私よりも大きな手のひらが加わって,私はぴくりと肩を揺らした。

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