いつか永遠の眠りにつく日まで
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「レオ様。」




ぼんやりと窓の外を眺めているレオを、ジャスティアが呼んだ。



「なんだ。」

「……リーリア様のことは、いかがするおつもりですか。」

「俺は、リーリアを手放すつもりはない。」



俺は、リーリアと共にありたいと願っている。

だからリーリアを手放すつもりはない。


リーリアはこんな風に自分を捕らえている俺のことが嫌いかもしれない。


自分の国へ戦争を仕掛け、自分の国民を、果ては従兄弟や父を殺そうとしている俺を憎んでいるかもしれない。

それでもいい。


(きっと一目見たその時から、俺はリーリアに惹かれていたんだな…。)



「そんなことは分かっています。けれど、最終手段としては…。」



そう言うジャスティアを、レオが鋭く睨みつけた。

ジャスティアが言わんとしていることは分かるが、それは上に立つ者としてまだ考えてはいけない事態である。



「俺は命乞いなどしない。その時は、その時だ。」



それだけ言うと、レオはもうジャスティアに目をくれることはなかった。



「……あなたのそんな強気な姿勢が好きですよ、私は。」

「……。」

「明朝、トンネルが開通する予定です。その時が、こちらが反撃するときだと。」

「…分かった。」
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