いつか永遠の眠りにつく日まで
私は食事を終えると、ベッドの脇のチェストから、豪華な装飾を施された箱を取り出した。
その箱を開くと、ティアラとペンダントが入っている。どちらも私の物だ。
ルチェルナから攫われたあの日、私が身につけていたものだ。
__『あなたに、返し忘れていました。』
そう言われてジャスティアからそれを受け取ったのは、つい先日のことだった。
見覚えのない箱に、私は戸惑った。
促されて開けると、失くしたかあるいはルチェルナに置いてきたとばかり思っていたティアラとペンダントが入っていた。
ティアラは、母様から受け継いだものだった。
そしてペンダントは、それ自体にあまり意味はなくて。ペンダントに嵌るその石こそが大事だった。
その石は王位継承者の証で、ルチェルナ王国王家に代々伝わるものだった。
私はティアラを手に取ると、そっとその曲線をなぞった。
「母様…。」
遠き昔、まだ私が幼く母様が生きていた頃。
その日、私は母様の生家へと向かっていた。
母様はゴルディス山脈近くの出身で、母様が小さい頃そこはまだ小さな国だったという。
その国の姫だった母様は、その国が当時のルチェルナに侵略されたとき殺されるはずだった。
その箱を開くと、ティアラとペンダントが入っている。どちらも私の物だ。
ルチェルナから攫われたあの日、私が身につけていたものだ。
__『あなたに、返し忘れていました。』
そう言われてジャスティアからそれを受け取ったのは、つい先日のことだった。
見覚えのない箱に、私は戸惑った。
促されて開けると、失くしたかあるいはルチェルナに置いてきたとばかり思っていたティアラとペンダントが入っていた。
ティアラは、母様から受け継いだものだった。
そしてペンダントは、それ自体にあまり意味はなくて。ペンダントに嵌るその石こそが大事だった。
その石は王位継承者の証で、ルチェルナ王国王家に代々伝わるものだった。
私はティアラを手に取ると、そっとその曲線をなぞった。
「母様…。」
遠き昔、まだ私が幼く母様が生きていた頃。
その日、私は母様の生家へと向かっていた。
母様はゴルディス山脈近くの出身で、母様が小さい頃そこはまだ小さな国だったという。
その国の姫だった母様は、その国が当時のルチェルナに侵略されたとき殺されるはずだった。