いつか永遠の眠りにつく日まで
宿へと連れ戻された私は部屋に戻され、レオ様の手当てが終わるのを今か今かと待っていた。


あの後、取り乱し叫び声を上げた私の声に気付いた、私を探していたらしいビリーが駆け付けてくれたのだ。

そしてレオ様を大至急宿まで運んだ。


私も言わずもがな責任を感じ、レオ様と共に宿へと戻ってきた。

暖炉の前で椅子に腰掛けてボロボロと涙を零しながら震えていると、乱暴に扉が開けられた。


振り返ると、ツカツカとビリーがこちらへ歩いて来ていた。



「ビリー!」



私は椅子から立ち上がると、ビリーの前に向かって行った。


その瞬間、ビリーの右手がぬっと伸びて来て喉をガッと掴まれた。

そしてそのまま近くの壁に勢いよく叩き付けられた。



「っ…!」



その痛みと息苦しさで、目の前がチカチカと揺れた。



「貴様、何をしたのか分かっているのか!」



そう怒鳴りつけられる。あまりの剣幕に、少し身が竦んだ。

しかしそれよりも息が出来なくて、変な咳が出てしまう。



「始めから思っていたのだ、貴様はなんだ! レオ様を搔き乱し、ヘラヘラと…! それでも一国の姫か!」



私は息苦しさと、悔しさからさらに涙を溢れさせた。
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