ふたりの道が重なるまで
『ななちゃんだったかな?急なお誘いでびっくりしたと思うけど、今日は単純にご飯が食べたかっただけなんだ。お腹すいたでしょ?好きな物頼んで』
そういう事か。
要するに桜子は婚約者に自分が完璧な人間だと、私のような人間とも友人なんだと示したかったわけだ。
バカバカしい。
『せっかくのお誘いですが、もう私は帰ります。それと、私はあなたの綺麗で完璧な婚約者の友人でもなんでもありません!!』
言い終わると共に私はドアを強く開けその場を立ち去った。