死神?・・は・・・私の・・・?
麗香は実家の布団で目覚めた。
― あー、スッキリ・・・まただ・・・スティルと話した後は快調・・・
麗香はあたりを見回した。
― 朝はさすがにスティルはいないのね・・・やっぱり死神は、夜型なのかしら・・・
実家での暮らしを始めて1週間が経ったこの日、夜勤明けの麗香は病院を出て久しぶりにスーパーで買い物をした。何かを作りたい気分だった。夜になるのが、待ち遠しかったのだ。
夜勤明けなのに不思議と眠くなかった。実家の台所で簡単なパスタ料理と、サラダを作った。あとは買ってきたオリーブやオードブル、フルーツ・・・ソファの前のローテーブルに、母の好きだった有名ブランドのお皿を使いそれらを並べた。赤ワインも・・・
『ねー、スティル・・・居るんでしょ?』
『居ますよ。』
今日は着物ではなかった。白いTシャツにゆったりとしたパンツを履いて、ラフなスタイルだった。
『あなたも食べるでしょ?』
『いえ・・・僕らには食事という概念はありません。』
『えっ? そうなの・・・なんだ・・・つまんないわね・・・』
『つまんない・・・ですか? めんどくさくないですよ・・・』
『ふーん。美味しいものを一緒に食べるって素敵なことだし、一緒に食べている人と美味しいねっ! て言うのが私は好き。』
『そうですか・・・それは残念・・・』
『何も飲まず食わずなの?』
『基本的には・・・』
『基本的って?』
『フッ、麗香さんは質問好きだな。えーと、自然界にある水は飲めます。ミネラルウォーターも。ちなみに僕はスパークリングウォーターが好きです。』
『へー。てっきり赤ワインかとおもった。』
『それって吸血鬼のイメージ・・・血のかわりに赤ワイン・・・吸血鬼も死神も一緒ですか? この間もへんなファッションイメージするし、俺の方が100倍カッコイイと思うんですけど・・・まったく・・・』
『フフ、スティルってプライド高そうだもんね。ねえ、機嫌なおして。フランスのスパークリングウォーターがあるから、それで私の食事付き合ってくれる?』
『しかたないなー。でも、いいですよ。麗香さんとのくだらない話は好きだ。』
― くだらない?・・・
『あー美味しかった。私、食べると眠くなるの。子供みたいでしょ・・・』
『フッ、麗香さんの寝顔・・・かわいいですよ・・・』
『なんか恥ずかしい。いつも見られているのよね・・・』
『まあ、ずっと見ていようと思えば見ていられます。』
『全く・・・スティルはストーカーよ。自重してよね。』
『どうしようかなー・・・』
『スティルったら・・・いじめっ子みたい。・・・ねー・・・そういえばスティルは眠らないの?』
『・・・寝るっていうか・・・停止するっていうか・・・朝方に。』
『あー、だから朝は居ないのね。』
『麗香さんが朝も居てほしいと言えば居ますよ。僕は寝なくても平気なので。でも、なんか死神と朝って似合わないでしょ。だから、死界に誰かを送り届けるのはなるべく夜中にして、そして僕はなんとなく朝は停止しています。』
『おもしろい・・・というか・・・・・・へんなの・・・・・・へ~・・・・・・』
『・・・麗香さん?・・・寝ました?・・・』
スティルは麗香を抱きかかえ、寝床に運びタオルケットをかけた。そして麗香の顔をじっと見つめ・・・唇にキスをした。
― ヤバイ・・・ヤバイでしょ・・・
― 俺・・・なにやってんだ・・・
― あー、スッキリ・・・まただ・・・スティルと話した後は快調・・・
麗香はあたりを見回した。
― 朝はさすがにスティルはいないのね・・・やっぱり死神は、夜型なのかしら・・・
実家での暮らしを始めて1週間が経ったこの日、夜勤明けの麗香は病院を出て久しぶりにスーパーで買い物をした。何かを作りたい気分だった。夜になるのが、待ち遠しかったのだ。
夜勤明けなのに不思議と眠くなかった。実家の台所で簡単なパスタ料理と、サラダを作った。あとは買ってきたオリーブやオードブル、フルーツ・・・ソファの前のローテーブルに、母の好きだった有名ブランドのお皿を使いそれらを並べた。赤ワインも・・・
『ねー、スティル・・・居るんでしょ?』
『居ますよ。』
今日は着物ではなかった。白いTシャツにゆったりとしたパンツを履いて、ラフなスタイルだった。
『あなたも食べるでしょ?』
『いえ・・・僕らには食事という概念はありません。』
『えっ? そうなの・・・なんだ・・・つまんないわね・・・』
『つまんない・・・ですか? めんどくさくないですよ・・・』
『ふーん。美味しいものを一緒に食べるって素敵なことだし、一緒に食べている人と美味しいねっ! て言うのが私は好き。』
『そうですか・・・それは残念・・・』
『何も飲まず食わずなの?』
『基本的には・・・』
『基本的って?』
『フッ、麗香さんは質問好きだな。えーと、自然界にある水は飲めます。ミネラルウォーターも。ちなみに僕はスパークリングウォーターが好きです。』
『へー。てっきり赤ワインかとおもった。』
『それって吸血鬼のイメージ・・・血のかわりに赤ワイン・・・吸血鬼も死神も一緒ですか? この間もへんなファッションイメージするし、俺の方が100倍カッコイイと思うんですけど・・・まったく・・・』
『フフ、スティルってプライド高そうだもんね。ねえ、機嫌なおして。フランスのスパークリングウォーターがあるから、それで私の食事付き合ってくれる?』
『しかたないなー。でも、いいですよ。麗香さんとのくだらない話は好きだ。』
― くだらない?・・・
『あー美味しかった。私、食べると眠くなるの。子供みたいでしょ・・・』
『フッ、麗香さんの寝顔・・・かわいいですよ・・・』
『なんか恥ずかしい。いつも見られているのよね・・・』
『まあ、ずっと見ていようと思えば見ていられます。』
『全く・・・スティルはストーカーよ。自重してよね。』
『どうしようかなー・・・』
『スティルったら・・・いじめっ子みたい。・・・ねー・・・そういえばスティルは眠らないの?』
『・・・寝るっていうか・・・停止するっていうか・・・朝方に。』
『あー、だから朝は居ないのね。』
『麗香さんが朝も居てほしいと言えば居ますよ。僕は寝なくても平気なので。でも、なんか死神と朝って似合わないでしょ。だから、死界に誰かを送り届けるのはなるべく夜中にして、そして僕はなんとなく朝は停止しています。』
『おもしろい・・・というか・・・・・・へんなの・・・・・・へ~・・・・・・』
『・・・麗香さん?・・・寝ました?・・・』
スティルは麗香を抱きかかえ、寝床に運びタオルケットをかけた。そして麗香の顔をじっと見つめ・・・唇にキスをした。
― ヤバイ・・・ヤバイでしょ・・・
― 俺・・・なにやってんだ・・・