離婚したはずが、辣腕御曹司は揺るぎない愛でもう一度娶る
今日は君塚に誘われて映画を見ることになっている。これまで仕事帰りにレイトショーを見にいったことはあったが、仕事が休みの土曜日に誘われるのはめずらしい。
「ん~なにを着ていこうかな。面倒だから、平日に誘ってくれればいいのに」
ちょっと不満を漏らしながら、着替えとメイクをすませた。準備が完了すると〝ちょっと面倒だな〟と思っていた気持ちはどこかにいって、映画が楽しみになってきた。我ながら自分勝手だなと思う。
映画館で待ち合わせをしている。時間の十分前に到着すると君塚はすでに到着していた。人が多くて駆け寄ることができないのでゆっくり近づいていく。
普段着の君塚を見るのは久しぶりで新鮮だ。客観的に見ると、彼も十分カッコいいんだよね。
身長は百七十後半くらいで、がっしりとした男らしい体つきをしている。仕事が営業職というのもあっていつも清潔にしているし、話もおもしろい。大阪弁もなかなか味があっていい。自信家だけれど周りも気を遣えるのに、なんで彼女がいないんだろう。
そんなことを考えてていると、君塚のもとに到着した。
「お待たせ」
声をかけるとスマートフォンの画面を見ていてた君塚がびくっとした。
「そんなに驚かなくてもいいじゃない」
「お前が急に話かけるからやろ。ほんま心臓に悪い」
「ごめんって。でも仕方ないじゃん」
前もって『もうすぐ着くよ』とかメッセージを送っておけばよかったのだろうか。そもそも誰かと待ち合わせをして出掛けるという機会があまりないので、どうすれば正解なのかいまいちわからなかった。
「でもめずらしいね。君塚が私よりも早く到着するなんて」
いつもは時間ぎりぎりか、少し遅刻するのに。
「俺かて、デートのときくらい遅刻せーへんわ」
「ふーん。え? これってデートなの?」
まったくそんなつもりがなかったので驚く。
「待ち合わせしてるんやから、立派なデートやろ」
「そういうものなの?」
「そうや! 俺がデートって言ってるんやからこれはデートや」
なんだか強引に押し切られたような気がするけれど、正直どっちでもいいと思ったので深く追求しなかった。
たぶんまた君塚の冗談なんだろうな。私をからかっているんだろう。
「なぁ、お前ポップコーンは塩派? キャラメル派?」
「キャラメルかな」
「そうか、俺は塩や。ほな、じゃんけんしよか」
「ん~なにを着ていこうかな。面倒だから、平日に誘ってくれればいいのに」
ちょっと不満を漏らしながら、着替えとメイクをすませた。準備が完了すると〝ちょっと面倒だな〟と思っていた気持ちはどこかにいって、映画が楽しみになってきた。我ながら自分勝手だなと思う。
映画館で待ち合わせをしている。時間の十分前に到着すると君塚はすでに到着していた。人が多くて駆け寄ることができないのでゆっくり近づいていく。
普段着の君塚を見るのは久しぶりで新鮮だ。客観的に見ると、彼も十分カッコいいんだよね。
身長は百七十後半くらいで、がっしりとした男らしい体つきをしている。仕事が営業職というのもあっていつも清潔にしているし、話もおもしろい。大阪弁もなかなか味があっていい。自信家だけれど周りも気を遣えるのに、なんで彼女がいないんだろう。
そんなことを考えてていると、君塚のもとに到着した。
「お待たせ」
声をかけるとスマートフォンの画面を見ていてた君塚がびくっとした。
「そんなに驚かなくてもいいじゃない」
「お前が急に話かけるからやろ。ほんま心臓に悪い」
「ごめんって。でも仕方ないじゃん」
前もって『もうすぐ着くよ』とかメッセージを送っておけばよかったのだろうか。そもそも誰かと待ち合わせをして出掛けるという機会があまりないので、どうすれば正解なのかいまいちわからなかった。
「でもめずらしいね。君塚が私よりも早く到着するなんて」
いつもは時間ぎりぎりか、少し遅刻するのに。
「俺かて、デートのときくらい遅刻せーへんわ」
「ふーん。え? これってデートなの?」
まったくそんなつもりがなかったので驚く。
「待ち合わせしてるんやから、立派なデートやろ」
「そういうものなの?」
「そうや! 俺がデートって言ってるんやからこれはデートや」
なんだか強引に押し切られたような気がするけれど、正直どっちでもいいと思ったので深く追求しなかった。
たぶんまた君塚の冗談なんだろうな。私をからかっているんだろう。
「なぁ、お前ポップコーンは塩派? キャラメル派?」
「キャラメルかな」
「そうか、俺は塩や。ほな、じゃんけんしよか」