義兄と結婚生活を始めます
「え!?えっと…それは、うん…心配、だし…」
あおいは顔を赤くしながらも、詰まりながら答えを探すように返事をした。
「へへっ、やった!」
祐希も少し顔を赤くして照れ笑いして、ガッツポーズをする。
全身から『嬉しい』を表現してくれる祐希に、あおいはドキッとした。
機嫌が直った祐希は、再度あおいと並んで歩いた。
玄関口に着くと、すでに三森の車があった。
しかし、見慣れた人物が立ってる。
「あ……!」
思わず声がもれ出るあおいは、車の後部座席のドアの前で、腕組みをして立つ和真の姿に驚いた。
わずかに残っていた生徒たちは、ザワザワとした声・黄色の歓喜する声を挙げる。
あおいたちに気付いた和真は、歩を進めた。
「今日は早くに上がれたので、迎えに来ました」
「は、はい…ありがとうございます…」
「……」
あおいの前で立ち止まる和真を、黙って見る祐希。
「お久しぶりです。草野くん」
「…体調崩してたそうですね。もう大丈夫なんですか?」
「えぇ。あおいさんのおかげで、全快しました」
「そうっすか…。でも、あおいが看る必要ないですよね?すみれ姉ちゃんの代役なのに、そんなことまでさせるんすか?」
祐希の言葉に和真は、あおいへ視線を向けた。
「あ…!ごめんなさい!祐希くんは事情を知ってて…話そうとし」
「帰りましょうあおいさん。家で聞きますよ」
後部座席のドアを開けると、あおいをじっと見つめる。
少し戸惑いつつも、祐希へ頭を下げた。
「今日もありがとう祐希くん。また明日」
「ん。明日な」
「…失礼します。草野くん」
お互いにじろりと相手を見ると、和真が車に乗り込んだ後、すぐに発車した。
車内では、気まずい沈黙の時間が家まで続いた。
和真から話し合いの場を指定されたため、あおいは肩をすくめたままそろりと和真の表情を伺う。
しかし、窓側に顔を向けていることで、どんな表情をしているのかがわからない。
(…どうしよう…怒ってるよね……)
緊張と怖さを感じ始めるうちに、自宅に到着した。
家に入ると、和真は黙って自室へ向かう。
あおいも部屋へ行き、制服から普段着へ着替えた。
着替え終えたあとにリビングへ行くと、すでに和真がソファーに腰かけていた。
「あの…!本当にごめんなさい!和真さんの体調が良くなってから言おうと思ってたんですけど…元気になって安心したからか…忘れちゃってて…ごめんなさい!」
「…いつ話したんですか?」
「和真さんが体調崩し始めた頃…くらいです…」
「なるほど」
その一言を最後に、和真は黙り込んだ。
あおいは、もう一度謝罪するため、口を開いた。
あおいは顔を赤くしながらも、詰まりながら答えを探すように返事をした。
「へへっ、やった!」
祐希も少し顔を赤くして照れ笑いして、ガッツポーズをする。
全身から『嬉しい』を表現してくれる祐希に、あおいはドキッとした。
機嫌が直った祐希は、再度あおいと並んで歩いた。
玄関口に着くと、すでに三森の車があった。
しかし、見慣れた人物が立ってる。
「あ……!」
思わず声がもれ出るあおいは、車の後部座席のドアの前で、腕組みをして立つ和真の姿に驚いた。
わずかに残っていた生徒たちは、ザワザワとした声・黄色の歓喜する声を挙げる。
あおいたちに気付いた和真は、歩を進めた。
「今日は早くに上がれたので、迎えに来ました」
「は、はい…ありがとうございます…」
「……」
あおいの前で立ち止まる和真を、黙って見る祐希。
「お久しぶりです。草野くん」
「…体調崩してたそうですね。もう大丈夫なんですか?」
「えぇ。あおいさんのおかげで、全快しました」
「そうっすか…。でも、あおいが看る必要ないですよね?すみれ姉ちゃんの代役なのに、そんなことまでさせるんすか?」
祐希の言葉に和真は、あおいへ視線を向けた。
「あ…!ごめんなさい!祐希くんは事情を知ってて…話そうとし」
「帰りましょうあおいさん。家で聞きますよ」
後部座席のドアを開けると、あおいをじっと見つめる。
少し戸惑いつつも、祐希へ頭を下げた。
「今日もありがとう祐希くん。また明日」
「ん。明日な」
「…失礼します。草野くん」
お互いにじろりと相手を見ると、和真が車に乗り込んだ後、すぐに発車した。
車内では、気まずい沈黙の時間が家まで続いた。
和真から話し合いの場を指定されたため、あおいは肩をすくめたままそろりと和真の表情を伺う。
しかし、窓側に顔を向けていることで、どんな表情をしているのかがわからない。
(…どうしよう…怒ってるよね……)
緊張と怖さを感じ始めるうちに、自宅に到着した。
家に入ると、和真は黙って自室へ向かう。
あおいも部屋へ行き、制服から普段着へ着替えた。
着替え終えたあとにリビングへ行くと、すでに和真がソファーに腰かけていた。
「あの…!本当にごめんなさい!和真さんの体調が良くなってから言おうと思ってたんですけど…元気になって安心したからか…忘れちゃってて…ごめんなさい!」
「…いつ話したんですか?」
「和真さんが体調崩し始めた頃…くらいです…」
「なるほど」
その一言を最後に、和真は黙り込んだ。
あおいは、もう一度謝罪するため、口を開いた。