義兄と結婚生活を始めます
28話
「どっ、どこで!?いつ!?どんな風に言ったんですの!?」
「未来…」
「いや~普通に……うん」
興味津々な未来に呆れる咲は、大きなため息をついて、未来の手を引っ張る。
「あおいさんのお返事は…あっ」
「未来、いい加減にしな。まぁ、余計なお世話と思うけど、あおいのこと困らせないでね」
「お待たせ…てあれ?未来ちゃんたち帰るの?一緒に勉強しない?」
「未来のとこのカテキョと一緒に勉強するから大丈夫だよ。じゃ」
未来たちに手を振るあおいを、じっと見つめる祐希。
視線に気づいたのか、笑顔のまま顔を上げて小首を傾げるあおい。
「どうしたの?何の話してたの?」
「……いや~…あおいの人柄だよな」
「え?」
「いや。自習室行こうぜ」
一人納得してから歩き出す祐希の後について、あおいも一緒に自習室へ向かった。
途中、今日習った範囲を伝え合ったり、疑問点や不安な点がないか確認する二人。
自習室につけば、すぐさま試験勉強に取りかかった。
「…あ、そこ違う。前試験で出たとこだ」
「うそ!わ~…悔しい…忘れないようにしなきゃ…!解き方はこっちで合ってる?」
「合ってる。落ち着いて問題読めば、ちゃんと解けるよ」
「どうかな~…和真さんにも言われたし…うん、緊張しすぎないようにするね」
和真の名前が出た瞬間、ピクリと祐希が反応を見せる。
あおいを見れば、解いていた問題の復習をブツブツとつぶやきながら、ノートに書きこんでいた。
「…なぁ…あおい」
「うん?」
「……あのあと、小鳥遊さんと何があった?」
「え…え!?」
予想していなかった突然の質問に、あおいは顔を赤くして目を泳がせた。
頬杖をついた祐希はむすっとした表情になる。
「えっと…いろいろと誤解してたところがあって、それが和解?解決?したみたいなことにはなったよ…?」
「嘘じゃん、絶対なんかあったろ…」
そのまま顔を机に伏せて、不満そうにつぶやく祐希。
初めて見る祐希の態度に、あおいはおろおろした。
しばらくすると、顔を上げた祐希は後ろ頭をかいた。
「ごめん、八つ当たり…」
「ううん…あの日は、私もびっくりしたし…ごめんね…?」
「……そういうんじゃないんだけどな~…。そういえば、すみれ姉ちゃん、何か連絡ないの?」
「え?あ、うん…まだ何も…」
戸惑うあおいの様子から、深呼吸をして話題を切り替えられるようにした。
しかし、すみれの名前が出てくると、途端にあおいは暗い表情になってしまった。
「ほんと、どこにいるんだろうね…」
「案外、ひょっこりと帰ってきたりしそう……ってなると、あおい、ここ辞めるのか!?」
「ううん。そこは大丈夫って和真さんが言ってくれたの。私もここでの勉強楽しいって思ってるから、変わらず通えるのは安心だよね」
祐希の質問の意図に応えるように、安堵の笑みを見せるあおい。
「未来…」
「いや~普通に……うん」
興味津々な未来に呆れる咲は、大きなため息をついて、未来の手を引っ張る。
「あおいさんのお返事は…あっ」
「未来、いい加減にしな。まぁ、余計なお世話と思うけど、あおいのこと困らせないでね」
「お待たせ…てあれ?未来ちゃんたち帰るの?一緒に勉強しない?」
「未来のとこのカテキョと一緒に勉強するから大丈夫だよ。じゃ」
未来たちに手を振るあおいを、じっと見つめる祐希。
視線に気づいたのか、笑顔のまま顔を上げて小首を傾げるあおい。
「どうしたの?何の話してたの?」
「……いや~…あおいの人柄だよな」
「え?」
「いや。自習室行こうぜ」
一人納得してから歩き出す祐希の後について、あおいも一緒に自習室へ向かった。
途中、今日習った範囲を伝え合ったり、疑問点や不安な点がないか確認する二人。
自習室につけば、すぐさま試験勉強に取りかかった。
「…あ、そこ違う。前試験で出たとこだ」
「うそ!わ~…悔しい…忘れないようにしなきゃ…!解き方はこっちで合ってる?」
「合ってる。落ち着いて問題読めば、ちゃんと解けるよ」
「どうかな~…和真さんにも言われたし…うん、緊張しすぎないようにするね」
和真の名前が出た瞬間、ピクリと祐希が反応を見せる。
あおいを見れば、解いていた問題の復習をブツブツとつぶやきながら、ノートに書きこんでいた。
「…なぁ…あおい」
「うん?」
「……あのあと、小鳥遊さんと何があった?」
「え…え!?」
予想していなかった突然の質問に、あおいは顔を赤くして目を泳がせた。
頬杖をついた祐希はむすっとした表情になる。
「えっと…いろいろと誤解してたところがあって、それが和解?解決?したみたいなことにはなったよ…?」
「嘘じゃん、絶対なんかあったろ…」
そのまま顔を机に伏せて、不満そうにつぶやく祐希。
初めて見る祐希の態度に、あおいはおろおろした。
しばらくすると、顔を上げた祐希は後ろ頭をかいた。
「ごめん、八つ当たり…」
「ううん…あの日は、私もびっくりしたし…ごめんね…?」
「……そういうんじゃないんだけどな~…。そういえば、すみれ姉ちゃん、何か連絡ないの?」
「え?あ、うん…まだ何も…」
戸惑うあおいの様子から、深呼吸をして話題を切り替えられるようにした。
しかし、すみれの名前が出てくると、途端にあおいは暗い表情になってしまった。
「ほんと、どこにいるんだろうね…」
「案外、ひょっこりと帰ってきたりしそう……ってなると、あおい、ここ辞めるのか!?」
「ううん。そこは大丈夫って和真さんが言ってくれたの。私もここでの勉強楽しいって思ってるから、変わらず通えるのは安心だよね」
祐希の質問の意図に応えるように、安堵の笑みを見せるあおい。