義兄と結婚生活を始めます
33話
ようやく、茶菓子を持って戻ってくるあおいと母親たち。
リビングに入ると、あおいはすぐに和真の隣へ座った。
「和真さん…」
「はい。大丈夫ですよ。あおいさん、幸せにします」
「え!!あっ、は、はい…」
心配そうに見ていたあおいの手を取り、微笑んで告げる和真。
真っ赤になるあおいは、そのまま俯いてしまった。
クスクスと笑いながら、テーブルに紅茶とコーヒーを相手が座る場所へ置いていく母。
「あらあら。お父さん少し泣き止んだら?」
「私のスイーツ食べて元気だして、お父さん。あ、小鳥遊さんは食べたら感想くれます?今後に活かしたいので」
「…はい…」
「お姉ちゃんってば!和真さんは甘いの苦手って言ったのに…和真さん、無理に食べなくていいですからね!」
「いえ、あおいさんのお姉さんには謝罪が足りないですし…ご家族にも認めてもらわないと…」
「あっはは!小鳥遊さん、意外と面白いね〜!」
微かに震える手を、焼き菓子へ伸ばす和真を止めるあおい。
すみれやあおいも笑い、あおいの両親もお茶を片手に笑った。
しばらくすれば、和真も少しずつ表情が緩み、海崎家と一緒に笑う場面もあった。
(この時間…いいなぁ……)
お手洗いに立っていたあおいは、玄関を通り過ぎて戻ろうとしていたところで、スマホを持つ和真と鉢合わせる。
「わ!す、すみません!」
「こちらこそ、失礼しました。…何かありましたか?」
「え?」
「笑っているので」
「あ…あはは…。嬉しいなって…お父さんたちと和真さんが一緒に笑ってるの…すっごく嬉しくて、楽しいなって!」
満面の笑顔を見せるあおいを見て、フッと微笑むと、ぽんぽんとあおいの頭を撫でた。
「僕も嬉しいです」
「あー!やっぱり手ぇ出してるじゃない!籍入れるまで手出し禁止」
「お姉ちゃん…!」
和真からあおいを離すと、ギュウッと抱きしめるすみれ。
「お母さんが呼んでたよ。手土産、選びなさいって。私が作ったお菓子だけど」
「え、あ…うん…」
「どうぞ、行ってください」
和真とすみれを交互に見ると、少し引っかかる顔をして、キッチンへ向かった。
ひらひらと手を振って見送るすみれは、そのまま和真をチラッと見る。
「…小鳥遊社長、納得してなかったですよ?」
「まぁ…そうですね。今後も納得はしないでしょう」
スマホをポケットに入れると、和真はすみれに頭を下げた。
「父の動きを止められず、申し訳ありませんでした」
「…もう謝罪はいーです。あなたも似たようなもんだったでしょ?」
「……」
「だから、今からあおいとのこと、説得してくださいよ?それでチャラ!ね?」
顔を上げてニコッと笑うすみれを見ると、あおいと似た笑みだと感じた。
すると、すみれからビシッと指をさされ、少し驚いて動きが止まる。
リビングに入ると、あおいはすぐに和真の隣へ座った。
「和真さん…」
「はい。大丈夫ですよ。あおいさん、幸せにします」
「え!!あっ、は、はい…」
心配そうに見ていたあおいの手を取り、微笑んで告げる和真。
真っ赤になるあおいは、そのまま俯いてしまった。
クスクスと笑いながら、テーブルに紅茶とコーヒーを相手が座る場所へ置いていく母。
「あらあら。お父さん少し泣き止んだら?」
「私のスイーツ食べて元気だして、お父さん。あ、小鳥遊さんは食べたら感想くれます?今後に活かしたいので」
「…はい…」
「お姉ちゃんってば!和真さんは甘いの苦手って言ったのに…和真さん、無理に食べなくていいですからね!」
「いえ、あおいさんのお姉さんには謝罪が足りないですし…ご家族にも認めてもらわないと…」
「あっはは!小鳥遊さん、意外と面白いね〜!」
微かに震える手を、焼き菓子へ伸ばす和真を止めるあおい。
すみれやあおいも笑い、あおいの両親もお茶を片手に笑った。
しばらくすれば、和真も少しずつ表情が緩み、海崎家と一緒に笑う場面もあった。
(この時間…いいなぁ……)
お手洗いに立っていたあおいは、玄関を通り過ぎて戻ろうとしていたところで、スマホを持つ和真と鉢合わせる。
「わ!す、すみません!」
「こちらこそ、失礼しました。…何かありましたか?」
「え?」
「笑っているので」
「あ…あはは…。嬉しいなって…お父さんたちと和真さんが一緒に笑ってるの…すっごく嬉しくて、楽しいなって!」
満面の笑顔を見せるあおいを見て、フッと微笑むと、ぽんぽんとあおいの頭を撫でた。
「僕も嬉しいです」
「あー!やっぱり手ぇ出してるじゃない!籍入れるまで手出し禁止」
「お姉ちゃん…!」
和真からあおいを離すと、ギュウッと抱きしめるすみれ。
「お母さんが呼んでたよ。手土産、選びなさいって。私が作ったお菓子だけど」
「え、あ…うん…」
「どうぞ、行ってください」
和真とすみれを交互に見ると、少し引っかかる顔をして、キッチンへ向かった。
ひらひらと手を振って見送るすみれは、そのまま和真をチラッと見る。
「…小鳥遊社長、納得してなかったですよ?」
「まぁ…そうですね。今後も納得はしないでしょう」
スマホをポケットに入れると、和真はすみれに頭を下げた。
「父の動きを止められず、申し訳ありませんでした」
「…もう謝罪はいーです。あなたも似たようなもんだったでしょ?」
「……」
「だから、今からあおいとのこと、説得してくださいよ?それでチャラ!ね?」
顔を上げてニコッと笑うすみれを見ると、あおいと似た笑みだと感じた。
すると、すみれからビシッと指をさされ、少し驚いて動きが止まる。