義兄と結婚生活を始めます
社員からの挨拶に、変わらず無表情で返していく和真。
いつもと変わらないはずが、女子社員からヒソヒソと話されているのに気づいた。
しかし、特に気にすることなく、エレベーターに乗る。
他にも乗ろうとしていた社員がたじろいでいたが、ぺこぺこと会釈しながら乗り込んできた。
自分のオフィスフロアに降りると、缶コーヒーを片手に、涼介が声をかけてくる。
「ちょい、ちょいちょい。ちょーい」
「…なんですか」
「いやいや。このままはまずい。土曜日のことで、そーとー噂になってるから。的になっちゃうからっ」
和真の腕を掴むと、ズルズルと休憩コーナーへ引きずっていった。
仕方なく自販機で二本目を購入する涼介。
「あおいちゃん連れてただろ!しかも!抱っこしてたとか!?」
「……」
「そんでー?俺には何の連絡もなく、今日に至るわけで………俺、頑張ったよ!?お前のくれたくっそ重い案件丁寧に処理しといたよ!?なのに何の連絡も」
「あおいさんと正式に結婚します」
「………はい?」
「予定としては、18歳を迎えてからですね」
固まる涼介は、バンッと和真の両肩を叩く。
「痛いです」
「何がどうしてそうなった?あぁん!?」
「…いろいろありました」
「そのいろいろな!?俺が気になってんの!!お前ダダ漏れのくせに、全っ然!気づいてなかったから心配してたんだよおめでとう!!」
「ありがとうございます。もう行っていいですか。所用があるので」
涼介の手をペシっと振り払うと、構わずオフィスのドアを開けて中に入って行った。
慌てて後から入る涼介は、和真へ声をかけようとした。
しかし、和真が来た途端、ザワツいていた空気が止み、皆小声で話し出す。
自分のデスクに着くと、鞄を置いていくつかの書類を確認した。
「だから言ったじゃん…!お前今日半休とったら」
「こちら、確認しましたので、稟議書に上げてください。こちらも拝見しましたので、このままチームで共有して進めてください」
涼介の言葉を遮り、書類をどんどん渡していく。
チラッと時計を確認すると、残りの書類の確認も進めた。
「ひとまず、以上ですか?まだ確認するものあります?」
「ないと思うー」
「では、僕は社長のところにいくので、少しの間、連絡はとれません」
「は!?」
それを言い残すと、和真はスタスタとオフィスを出て、エレベーターへ向かった。
扉が開くと、社長室のある37階のボタンを押せば、扉が閉まった。
いつもと変わらないはずが、女子社員からヒソヒソと話されているのに気づいた。
しかし、特に気にすることなく、エレベーターに乗る。
他にも乗ろうとしていた社員がたじろいでいたが、ぺこぺこと会釈しながら乗り込んできた。
自分のオフィスフロアに降りると、缶コーヒーを片手に、涼介が声をかけてくる。
「ちょい、ちょいちょい。ちょーい」
「…なんですか」
「いやいや。このままはまずい。土曜日のことで、そーとー噂になってるから。的になっちゃうからっ」
和真の腕を掴むと、ズルズルと休憩コーナーへ引きずっていった。
仕方なく自販機で二本目を購入する涼介。
「あおいちゃん連れてただろ!しかも!抱っこしてたとか!?」
「……」
「そんでー?俺には何の連絡もなく、今日に至るわけで………俺、頑張ったよ!?お前のくれたくっそ重い案件丁寧に処理しといたよ!?なのに何の連絡も」
「あおいさんと正式に結婚します」
「………はい?」
「予定としては、18歳を迎えてからですね」
固まる涼介は、バンッと和真の両肩を叩く。
「痛いです」
「何がどうしてそうなった?あぁん!?」
「…いろいろありました」
「そのいろいろな!?俺が気になってんの!!お前ダダ漏れのくせに、全っ然!気づいてなかったから心配してたんだよおめでとう!!」
「ありがとうございます。もう行っていいですか。所用があるので」
涼介の手をペシっと振り払うと、構わずオフィスのドアを開けて中に入って行った。
慌てて後から入る涼介は、和真へ声をかけようとした。
しかし、和真が来た途端、ザワツいていた空気が止み、皆小声で話し出す。
自分のデスクに着くと、鞄を置いていくつかの書類を確認した。
「だから言ったじゃん…!お前今日半休とったら」
「こちら、確認しましたので、稟議書に上げてください。こちらも拝見しましたので、このままチームで共有して進めてください」
涼介の言葉を遮り、書類をどんどん渡していく。
チラッと時計を確認すると、残りの書類の確認も進めた。
「ひとまず、以上ですか?まだ確認するものあります?」
「ないと思うー」
「では、僕は社長のところにいくので、少しの間、連絡はとれません」
「は!?」
それを言い残すと、和真はスタスタとオフィスを出て、エレベーターへ向かった。
扉が開くと、社長室のある37階のボタンを押せば、扉が閉まった。