義兄と結婚生活を始めます
陽と重なる和真の表情は、眩しくて見えなかった。
「飲んだら行きましょうか」
「…はい…」
ただ、優しい声音から想像できるだけに、あおいは恥ずかしさから、下を向いて答えた。
自分の胸の高鳴りを感じる。
缶ジュースを開けると、鼓動を抑えるように、少しずつ飲んだ。
和真も自分の分の缶コーヒーを開けて飲みながら、あおいの隣に並ぶ。
少しの沈黙なのに、鳴り続ける鼓動を強く感じてしまうあおい。
ギュッと目を閉じて、残りのオレンジジュースを飲み干した。
二人の沈黙の間に風が吹く。
「…夏も近くなりますね…」
「ですね…あ。未来ちゃんたちと夏休み遊ぼうって話をしてて。別荘に連れて行ってくれるそうです」
「僕とも出かけてくれますか?」
「…はい!いっぱい、いっぱい出かけましょう!」
「なるべく涼しい場所を考えますね」
顔を上げれば、クスッと笑われて、頭をポンポンと撫でられた。
くすぐったい気持ちになっていると、和真が空いた缶を受け取り、捨てに行ってくれる。
「ありがとうございます」
「いいえ。では」
「レッツゴーです!」
「…れ…?」
和真の手を握り、歩き出すあおいに合わせて、歩を進めた。
少し歩くと、和真の雰囲気が変わるのに気づいた。
そろっとその様子を覗き込むと、どことなくウズウズしている。
今度はあおいが吹き出して笑った。
「…あおいさん…」
「天国ですか?」
「はい」
テチテチと歩くペンギン、水の中に飛び込むペンギン、泳いでいるペンギンなど、さまざま。
「可愛いですね〜!」
「はい」
じっと見つめていた和真は、ゆっくりとポケットからスマホを取り出して撮影する。
あおいは手を差し出して笑った。
「撮りますよ?」
「いえ。僕は……あおいさん、ここにいてもらえますか?」
「は、はい!」
和真のスマホに撮影されるのは、気恥ずかしさがあったが、ぎこちなくもポーズを取ってみる。
スマホを見つつも、現物のペンギンへ目移りする和真。
「和真さんってば、ペンギンばっかりですよ〜」
「あおいさんも見てます」
「え〜?早く撮ってくださいね〜可愛いところ逃しますよ〜?」
「……あ。動画になってます」
クスクスと笑っていたあおいは、ビタッと止まった。
慌てて和真のスマホへ手を伸ばす。
しかし、身長差のため、ヒョイっと交わされた。
「和真さん!!消してください!!」
「……」
「え!?撮ってる!?撮ってるんですか!?」
「は…いいえ…」
「どっち!?」
和真は、微笑みながらスマホをポケットに入れるが、あおいは真っ赤になって大人しく手を繋いで歩いた。
「飲んだら行きましょうか」
「…はい…」
ただ、優しい声音から想像できるだけに、あおいは恥ずかしさから、下を向いて答えた。
自分の胸の高鳴りを感じる。
缶ジュースを開けると、鼓動を抑えるように、少しずつ飲んだ。
和真も自分の分の缶コーヒーを開けて飲みながら、あおいの隣に並ぶ。
少しの沈黙なのに、鳴り続ける鼓動を強く感じてしまうあおい。
ギュッと目を閉じて、残りのオレンジジュースを飲み干した。
二人の沈黙の間に風が吹く。
「…夏も近くなりますね…」
「ですね…あ。未来ちゃんたちと夏休み遊ぼうって話をしてて。別荘に連れて行ってくれるそうです」
「僕とも出かけてくれますか?」
「…はい!いっぱい、いっぱい出かけましょう!」
「なるべく涼しい場所を考えますね」
顔を上げれば、クスッと笑われて、頭をポンポンと撫でられた。
くすぐったい気持ちになっていると、和真が空いた缶を受け取り、捨てに行ってくれる。
「ありがとうございます」
「いいえ。では」
「レッツゴーです!」
「…れ…?」
和真の手を握り、歩き出すあおいに合わせて、歩を進めた。
少し歩くと、和真の雰囲気が変わるのに気づいた。
そろっとその様子を覗き込むと、どことなくウズウズしている。
今度はあおいが吹き出して笑った。
「…あおいさん…」
「天国ですか?」
「はい」
テチテチと歩くペンギン、水の中に飛び込むペンギン、泳いでいるペンギンなど、さまざま。
「可愛いですね〜!」
「はい」
じっと見つめていた和真は、ゆっくりとポケットからスマホを取り出して撮影する。
あおいは手を差し出して笑った。
「撮りますよ?」
「いえ。僕は……あおいさん、ここにいてもらえますか?」
「は、はい!」
和真のスマホに撮影されるのは、気恥ずかしさがあったが、ぎこちなくもポーズを取ってみる。
スマホを見つつも、現物のペンギンへ目移りする和真。
「和真さんってば、ペンギンばっかりですよ〜」
「あおいさんも見てます」
「え〜?早く撮ってくださいね〜可愛いところ逃しますよ〜?」
「……あ。動画になってます」
クスクスと笑っていたあおいは、ビタッと止まった。
慌てて和真のスマホへ手を伸ばす。
しかし、身長差のため、ヒョイっと交わされた。
「和真さん!!消してください!!」
「……」
「え!?撮ってる!?撮ってるんですか!?」
「は…いいえ…」
「どっち!?」
和真は、微笑みながらスマホをポケットに入れるが、あおいは真っ赤になって大人しく手を繋いで歩いた。