義兄と結婚生活を始めます
16話
自宅に着いて、持ち帰った袋から食材を取り出し、冷蔵庫へ入れていくあおい。
和真は自室へ向かい、部屋着に着替えた。
再びリビングに戻ると、あおいは制服の上にエプロンを付けて、料理を始めていた。
「あ、すみません。まだ少しかかるので、待っていてください」
「はい…」
言われるまま、とりあえずソファーへ座る和真。
しかし、視線は料理をし続けるあおいの方へ向かってします。
「……?」
どこかそわそわして落ち着かない和真は、立ち上がるとあおいのいるキッチンへ。
クツクツと鍋の中の食材が煮える音と、醬油ベースの和風な香りが漂っている。
「…え、ど、どうされました!?」
「近くで見ていても構いませんか?」
「はい…、……?」
腕を組んで柱に寄り掛かる和真は、手際よく食材を切り、鍋で炒め・煮る、そんな料理中のあおいをじっと見つめた。
(なんだろう…なんで見られてるんだろう…?)
サラダ作りに取りかかったあおいは、和真の視線に緊張し始める。
見られていることの理由がわからず、あおいはさまざまな理由を考えた。
(なんだろう…実は今まで口に合わなかったから、味付け見てるとか?あ!でも、見て学ぶ和真さんだから、料理のレパートリーを増やすため…?…うーん…わかんない…)
流しにボウルを置いたとき、捲っていた袖とが落ちてきた。
「あ…」
片手はサラダを盛った皿を持っていたので、汚れても仕方ないと無意識下で考えていると、和真が袖を上げてくれた。
黙って袖を捲った次に、気が付けば落ちかかっていたエプロンの肩紐も上げる。
「失礼しました」
「あ…ありがとう…ございま…」
ふいに視線が合うと、昨夜のことを思い出し、真っ赤になる顔を見られまいと、すぐに顔を逸らした。
和真とすぐ触れ合える距離にあおいは、自分を落ち着けるため、ギュウッと目を閉じる。
そっと顔を戻すと、変わらず和真はじっと見つめていた。
(今日の和真さん、どうしたの…!?)
袖も肩紐も戻ったのに、和真はそばを離れようとしなかった。
あおいは、限界にきたため、たまらず言葉をかける。
「あっ、あの…!もう大丈夫です…!」
「…そうですね」
変わらずその場に居続ける和真は、その一言だけで終わった。
「えっと…?」
「涼介とは連絡交換しないでください。何かあれば僕に報告してください」
「はい…」
「後は僕がしておくので、あおいさんは着替えてきてください。汚れます」
「はい…」
思ってもいなかった言葉にあおいは、呆けてしまいながら、自室へ向かった。
和真は自室へ向かい、部屋着に着替えた。
再びリビングに戻ると、あおいは制服の上にエプロンを付けて、料理を始めていた。
「あ、すみません。まだ少しかかるので、待っていてください」
「はい…」
言われるまま、とりあえずソファーへ座る和真。
しかし、視線は料理をし続けるあおいの方へ向かってします。
「……?」
どこかそわそわして落ち着かない和真は、立ち上がるとあおいのいるキッチンへ。
クツクツと鍋の中の食材が煮える音と、醬油ベースの和風な香りが漂っている。
「…え、ど、どうされました!?」
「近くで見ていても構いませんか?」
「はい…、……?」
腕を組んで柱に寄り掛かる和真は、手際よく食材を切り、鍋で炒め・煮る、そんな料理中のあおいをじっと見つめた。
(なんだろう…なんで見られてるんだろう…?)
サラダ作りに取りかかったあおいは、和真の視線に緊張し始める。
見られていることの理由がわからず、あおいはさまざまな理由を考えた。
(なんだろう…実は今まで口に合わなかったから、味付け見てるとか?あ!でも、見て学ぶ和真さんだから、料理のレパートリーを増やすため…?…うーん…わかんない…)
流しにボウルを置いたとき、捲っていた袖とが落ちてきた。
「あ…」
片手はサラダを盛った皿を持っていたので、汚れても仕方ないと無意識下で考えていると、和真が袖を上げてくれた。
黙って袖を捲った次に、気が付けば落ちかかっていたエプロンの肩紐も上げる。
「失礼しました」
「あ…ありがとう…ございま…」
ふいに視線が合うと、昨夜のことを思い出し、真っ赤になる顔を見られまいと、すぐに顔を逸らした。
和真とすぐ触れ合える距離にあおいは、自分を落ち着けるため、ギュウッと目を閉じる。
そっと顔を戻すと、変わらず和真はじっと見つめていた。
(今日の和真さん、どうしたの…!?)
袖も肩紐も戻ったのに、和真はそばを離れようとしなかった。
あおいは、限界にきたため、たまらず言葉をかける。
「あっ、あの…!もう大丈夫です…!」
「…そうですね」
変わらずその場に居続ける和真は、その一言だけで終わった。
「えっと…?」
「涼介とは連絡交換しないでください。何かあれば僕に報告してください」
「はい…」
「後は僕がしておくので、あおいさんは着替えてきてください。汚れます」
「はい…」
思ってもいなかった言葉にあおいは、呆けてしまいながら、自室へ向かった。