イケメン御曹司は恋に不慣れ

「ひまりじゃなければダメなんだ。俺の心を釘付けにしたんだからな。責任取ってくれよ」
「はい。私もあなたのこと…好きです。こんな恥ずかしいこと言わせたんですから、責任取ってくださいね」
「ひまり、今夜は帰さないぞ」
「えっ? 急すぎてついていけないんですけど…」
「俺が離さないからどこまでもついてこいよ」

食事を終えるといつの間に取ったのか最上階のスイートルームに連れて行かれた。
二人きりになると私を抱き寄せて浩介さんが甘い声で囁く。

「ひまり、俺の愛は重いぞ」
「重いって、どれくらいですか?」
「一生離さないってくらいにな」
「…なら、私だって重いです。一生離れませんから」
見つめ合うと私たちは初めてのキスをした。
私の頬に手を当てて唇を離した浩介さんが私と視線を絡ませたまま言う。
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