双子漫画家からの溺愛注意報!?
おじいさんの呼びかけに中から「はい」と、短く声が聞こえる。

ぼっちゃまって誰のことだろう?

この家の息子さんが原稿のお手伝いでもしてるのかな?

漫画家さんの家族が仕事を手伝うのはよくあることだと、ママから聞いたことがある。

とくに駆け出しの新人さんに多いみたいなのにな?

首を傾げて待っていると、ドアに近づいてくる足音がする。

忘れていた緊張感が蘇ってきて背筋が伸びる。

これから伊集院薔薇先生に合うのだと思うと心臓がドキドキする。

サインをもらおうと、こっそり手帳も持ってきていた。
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