不器用な神野くんの一途な溺愛
俺は窓から空を覗き見る。少し日が傾いてきた空に、スズメが数羽飛んでいた。あんな小せぇ羽で、ずっと遠くまで飛んで行ってる。弱そうに見えて、俺が思ってるよりもずっと強ぇんだろーな。
「(それは、小野宮も一緒か)」
「公表する」と、小野宮がそう決めたんだ。
なら――
「俺が怖気づいてちゃ、ダメだよな」
「ん?どうしたの、神野くん?」
「なんでもねーよ」
俺ができる事は全てやる。
誰もこいつに触れさせねーし、傷つけさせねぇ。
俺が絶対、守ってやる――