不器用な神野くんの一途な溺愛

そんな時、神野くんが「お前さ」と口を開く。


「もう俺が怖くねーのかよ。前は、あんなに怖がってただろ」

「 (え!?) 」


神野くんの手から、サッと離れる。

まさか、こんなド直球に聞くとは……さすが神野くん。心臓に悪い……っ。

いや、そりゃ、あからさまな態度をとっていたし、鋭い神野くんなら気づくだろうけど……。


でも改めて、申し訳ない気持ちになる。

神野くんからしたら、避けられてて良い気はしないよね……。


私がなかなか返事しないのを見て、神野くんは「本人を前には言いずれーよな」と笑った。
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