不器用な神野くんの一途な溺愛
「今ホッとしたろ?」

「う、うん……」

「お前って分かり易いんだな。ずっと誤解してたわ」


そう言って、神野くんは柔らかく笑う。

でも、でもね神野くん。


「 (誤解していたのは、私も同じなんだよ……) 」


今まで神野くんの表面しか見てこなかったけど……沢山話すと、神野くんのいい所がたくさん見つけられた。それが凄く嬉しいな。


「 (あ、そういえば……) 」


希春先輩は、今どうしてるんだろう。

さすが兄弟……神野くんが優しく笑うと希春先輩とよく似てるから、先輩のことを思い出す。


『また笑った!』


希春先輩の顔も、そして声も、鮮明に覚えてる。

会いたい、もうずっと会っていない気がするよ……。
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