不器用な神野くんの一途な溺愛
「俺のことが怖くないって?嘘つくな。うぜぇ」

「 (う、うざ……!?) 」

「そーゆー嘘はやめろ。たち悪ぃだろ」

「ご……え、と……」

「なんだよ」

「……」


ここで謝るのは、さっきの発言は「全部ウソ」と言っている気がして……嫌だ。謝りたくない。

だって「半分怖くない」って思ったのは、本音だから……。


すると、神野くん。


「心配すんな」


と、優しい顔で私を見た。


「お前を見てたら、俺の事どう思ってるかくらい分かんだよ。

全然怖くねーってのは嘘ってわかるし、会った時よりも怖がってねーってのも分かってる」

「す、ご……ぃ」


私の気持ちを、全て当ててくれる神野くん。

神野くんに私の気持ちを誤解されていないことが分かって、ホッとする。
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