本部長は慇懃無礼
 夜になり荷物の整理をしていると楓が言っていた箱が出てきた。中身を空けてみると中にはセクシーな下着が入っていた。


「もう、楓ったら信じられない。バスローブ姿を見せていやらしい雰囲気になれば異性として見てるから確認するようにって言ってたのに、これじゃあ露骨すぎるし」


 荷物を確認して気づいた。京子の下着はこのスケスケシリーズしか入っていなかったのだ。


「楓の奴。出発前に励ましに来てくれたのかと思ったら下着すり替えに来たのかよ!」


 京子は迷ったがセクシーな下着をつけた。


「いくら本部長の気持ちが分かったからと言っても今日はさすがに何もないよね?」


 トントントン。扉を叩く音がした。


「京子さん、入りますよ」


 小池が扉を開けて部屋に入ると、そこにはセクシーな下着にバスローブを羽織る京子の姿があった。


「き、京子さん……」


「こ、これは、あの、つまり……」


「もう我慢はしません。今夜は覚悟してください」


 京子と小池にとってこの日は忘れられない夜になった。明日からは本部長の本当の彼女として振舞うことになる。緊張するけど今はこの幸せにたっぷり浸って明日から頑張ります!


 おわり

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