ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~

 ──じっくり愛し合った翌朝は、少しだけ寝不足で、けれどとても幸せな気持ちで満たされる。今朝も、依都の部屋のシングルベッドでくっついたまま目覚めた。

 恋人となったあの日から約二週間、時間が許す限りどちらかの家で一緒に過ごして、本能のままに求め合っている。

 初めて身体を重ねた時から感じていたが、依都とは身体も相性がいい。お互いの肌が吸いつくような気持ちよさと、パズルのようにぴったりはまる感覚を抱くのだ。

 何度抱いても足りなくて、中毒症かと思うほど毎度快楽にどっぷりと浸ってしまう。そしていつも離れるのが惜しい。

 今日も俺はこれから出勤だ。依都だって気怠いに違いないのに、朝食を作りたいと言ってキッチンに立っている。でもその横顔は俺と同じく幸せそうなので、ありがたくお言葉に甘えることにした。

 手早く作ってくれたのは、具だくさんの温かいミルクスープ。味噌が隠し味だそうで、優しいまろやかさの中にコクがあってとても美味しい。

 彼女の手料理というだけで美味しさが増すのだが、肝心の本人はあまり表情が浮かない気がする。昨夜も容赦なく求めてしまったし、無理をさせてしまったのではないかと心配して彼女を見つめる。

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