ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
「ほーら、転んだままじゃカッコつかないぞー」
男の子を立たせて服についた砂を払い、両方の手のひらを確認するその人を見て驚愕する。
「傷は……ちょっと擦りむいたくらいだね。大丈夫大丈夫。痛かったね」
「風柳さん!?」
手慣れた感じで接するその人は、先ほどの奔放な美女。
驚いている間に赤ちゃんを抱っこした女性が、「すみません!」と言いながら走ってくる。無事お母さんと合流できた男の子は、やっと泣き止んで広場に向かっていった。
ほっとすると同時に、育児スキルを持つ風柳さんと、不甲斐ない自分との差をまざまざと感じて落ち込む。やっぱりああいう時どう接したらいいかわからなくて、子供って怖いと思ってしまう。
無意識にため息をつくと、風柳さんはおもむろに近くのベンチに腰かけながら話し出す。
「なんかあのまま帰る気にならなくって、ここでふて寝してたー」
「ふて寝……」
「ベンチでうとうとしてただけだけどね。あなたも暇なら座ったら?」
予想外に誘われて一瞬身構えてしまうが、なんとなく断ったら負けな気がして、微妙な距離を開けておずおずと腰を下ろした。
男の子を立たせて服についた砂を払い、両方の手のひらを確認するその人を見て驚愕する。
「傷は……ちょっと擦りむいたくらいだね。大丈夫大丈夫。痛かったね」
「風柳さん!?」
手慣れた感じで接するその人は、先ほどの奔放な美女。
驚いている間に赤ちゃんを抱っこした女性が、「すみません!」と言いながら走ってくる。無事お母さんと合流できた男の子は、やっと泣き止んで広場に向かっていった。
ほっとすると同時に、育児スキルを持つ風柳さんと、不甲斐ない自分との差をまざまざと感じて落ち込む。やっぱりああいう時どう接したらいいかわからなくて、子供って怖いと思ってしまう。
無意識にため息をつくと、風柳さんはおもむろに近くのベンチに腰かけながら話し出す。
「なんかあのまま帰る気にならなくって、ここでふて寝してたー」
「ふて寝……」
「ベンチでうとうとしてただけだけどね。あなたも暇なら座ったら?」
予想外に誘われて一瞬身構えてしまうが、なんとなく断ったら負けな気がして、微妙な距離を開けておずおずと腰を下ろした。