ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
じゃあ、あれは風柳さんを言いくるめるためのただの出まかせだったと……テンション上がったのに!
「なんだ、びっくりした〜。雫って言うから嬉しかったのに」
「思い浮かぶ子があいつしかいなかったんだよ。一番遠慮がいらないし、ちょっと名前借りるくらいは許してくれるだろ」
なんてことない調子で言う凛くんに、私は目をしばたたかせた。
真っ先に頭に浮かぶ人って、自分にとって結構重要な存在なのでは。今の発言も仲がよくて信頼している証拠のような気がするし、凛くんは無自覚かもしれないけれど、わりと脈ありなんじゃないかな。
「ちょっときっかけがあれば急展開するかもねぇ……」
「ん?」
ひとり言を呟くと、彼は不思議そうに首をかしげる。勝手にふたりの今後を期待しつつ、私は笑って「なんでもない」と首を横に振った。
午後七時過ぎ、子どもたちをすべて見送り、片づけも終えて今日の食堂は終了。私たちも解散し、凛くんのバイクが停めてある近くの駐車場に向かって歩く。
バイクに乗せてもらうことは前からたびたびあって、風を切って東京の街を走るのはかなり爽快感があって楽しいのだと知った。
冬は半端じゃなく寒いものの、防寒対策はしっかりしているし、乗るのは十五分程度だから大丈夫。
「なんだ、びっくりした〜。雫って言うから嬉しかったのに」
「思い浮かぶ子があいつしかいなかったんだよ。一番遠慮がいらないし、ちょっと名前借りるくらいは許してくれるだろ」
なんてことない調子で言う凛くんに、私は目をしばたたかせた。
真っ先に頭に浮かぶ人って、自分にとって結構重要な存在なのでは。今の発言も仲がよくて信頼している証拠のような気がするし、凛くんは無自覚かもしれないけれど、わりと脈ありなんじゃないかな。
「ちょっときっかけがあれば急展開するかもねぇ……」
「ん?」
ひとり言を呟くと、彼は不思議そうに首をかしげる。勝手にふたりの今後を期待しつつ、私は笑って「なんでもない」と首を横に振った。
午後七時過ぎ、子どもたちをすべて見送り、片づけも終えて今日の食堂は終了。私たちも解散し、凛くんのバイクが停めてある近くの駐車場に向かって歩く。
バイクに乗せてもらうことは前からたびたびあって、風を切って東京の街を走るのはかなり爽快感があって楽しいのだと知った。
冬は半端じゃなく寒いものの、防寒対策はしっかりしているし、乗るのは十五分程度だから大丈夫。