ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
「あの人の奔放さは困ったものだな。まあ、そのうち飽きるだろうが」
「……風柳さんは、たぶん本気ですよ。史悠さんを奪おうとしてる」
史悠さん自身も本気にしていないのだろうか。もっと危機感を持ってほしくて、つい声を荒らげそうになる。
「コラボはこのまま進めるんですか? 彼女が史悠さんに近づくのを見ているのは嫌です。たとえ仕事でも」
「企画は今のところ変更するつもりはない。そこまでの問題ではないし、なにを言われても相手にしないから大丈夫だ」
彼が言うのはもっともだ。私のわがままで変えたりなどできっこないとわかっている。なのに、嫌だという気持ちを抑えられない。
「風柳さんが諦めるとは思えません。史悠さんとふたりになる機会だってあるだろうし、その場面を誰かに見られたらまた、あることないこといろいろと噂されるかもしれません。それに、もし彼女がどんどん迫ってきたら──」
「君は俺を信じていないのか?」
不安をつらつらと口にしている最中、やや怒気を含んだ声に遮られ、小さく肩が跳ねた。彼の横顔は冷ややかで、怒らせてしまったと後悔する。
「……風柳さんは、たぶん本気ですよ。史悠さんを奪おうとしてる」
史悠さん自身も本気にしていないのだろうか。もっと危機感を持ってほしくて、つい声を荒らげそうになる。
「コラボはこのまま進めるんですか? 彼女が史悠さんに近づくのを見ているのは嫌です。たとえ仕事でも」
「企画は今のところ変更するつもりはない。そこまでの問題ではないし、なにを言われても相手にしないから大丈夫だ」
彼が言うのはもっともだ。私のわがままで変えたりなどできっこないとわかっている。なのに、嫌だという気持ちを抑えられない。
「風柳さんが諦めるとは思えません。史悠さんとふたりになる機会だってあるだろうし、その場面を誰かに見られたらまた、あることないこといろいろと噂されるかもしれません。それに、もし彼女がどんどん迫ってきたら──」
「君は俺を信じていないのか?」
不安をつらつらと口にしている最中、やや怒気を含んだ声に遮られ、小さく肩が跳ねた。彼の横顔は冷ややかで、怒らせてしまったと後悔する。