ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
彼の言う通り、念のため警戒してマンションを出たけれど、それらしき人はいなかった。
しいじでは、伯母さんたちもニュースを見たようで「冗談でもやめてほしいわよね」と眉をひそめていた。事情を知る凛くんと雫がとっても怒っていて、心配してくれただけで救われる。
結婚してから伯父さんが勤務時間を考慮してくれて、店の営業は終了していないが午後八時には上がらせてもらっている。今夜もその時間に上がると、史悠さんから【駐車場で待ってる】とメッセージが入っていた。
時間が合う時はこうして一緒に帰っている。少しの時間も無駄にしたくなくて、いつも胸を弾ませて彼の元へ向かう。出張で会えなかった後はなおさら。
しかし今日は、会いたい気持ちとは裏腹にもやもやとしたものが渦巻いている。彼と話してすっきりさせられることを願って、助手席に乗り込んだ。
「お疲れ様。なにも変わりなかったか?」
「大丈夫です。史悠さんも出張お疲れ様でした」
挨拶をして微笑むも、車内には重い空気が流れる。史悠さんも疲れているのか暗澹とした雰囲気を纏っていて、車を発進させるとため息交じりに口を開く。
しいじでは、伯母さんたちもニュースを見たようで「冗談でもやめてほしいわよね」と眉をひそめていた。事情を知る凛くんと雫がとっても怒っていて、心配してくれただけで救われる。
結婚してから伯父さんが勤務時間を考慮してくれて、店の営業は終了していないが午後八時には上がらせてもらっている。今夜もその時間に上がると、史悠さんから【駐車場で待ってる】とメッセージが入っていた。
時間が合う時はこうして一緒に帰っている。少しの時間も無駄にしたくなくて、いつも胸を弾ませて彼の元へ向かう。出張で会えなかった後はなおさら。
しかし今日は、会いたい気持ちとは裏腹にもやもやとしたものが渦巻いている。彼と話してすっきりさせられることを願って、助手席に乗り込んだ。
「お疲れ様。なにも変わりなかったか?」
「大丈夫です。史悠さんも出張お疲れ様でした」
挨拶をして微笑むも、車内には重い空気が流れる。史悠さんも疲れているのか暗澹とした雰囲気を纏っていて、車を発進させるとため息交じりに口を開く。