ずるいよ、先生。
「いや~、明日どんな反応するんでしょうね、翔馬」






「ドン引きされると思う」






「ドンマイです(笑)」






そんなこと言っている裏でも天瀬さんのことが内心気になっていた。






「、、、天瀬ちゃん、気にしているんですよね」






「うん、、、」






「傷ついてる、っていうよりこういう話苦手なんでしょうね、、、」






「あぁ、、、。しかも病み上がりで体調も本調子じゃないのに、、、。そろそろ解熱剤効果きれてるかも」






そのことも気がかりだった、、、。






「確かに、、、心配です。近くのトイレ見てきますか?」







「うーん、、、じゃああと5分しても帰ってこないなら、、、」



























―5分後






「ごめん、藤木さん、確認してきてもらっていい?もしなんかあったら連絡してもらっていい?」






「了解です~」






そう言って診察を小走りで出ていく藤木さん。






何もないといいんだけど、、、。
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