妹に彼氏を寝取られ傷心していた地味女の私がナンパしてきた年下イケメンと一夜を共にしたら、驚く程に甘い溺愛が待っていました【完】
「……っん、……はぁっ、……」

 角度を変えながら何度も何度も口付けを交わす。

 角度を変える度、強く、深く触れ合える感じが、なんとも言えない。

 激しくて息をするのもままならなくて時々苦しくなるのに、もはやそれすらも快楽へ誘ってくれている気がした。

「……っん、……ふぅ、……ッ」

 キスの途中で百瀬くんは私の髪に指を滑らせて後頭部を固定してくると、唇に貪りつくよう甘噛みしてきたり、舌で唇を舐めてくる。

「っんん……」

 まだキスをしているだけなのに、私の身体はゾクゾクと疼いて仕方ない。

(何なの? キスだけで私……かなり、濡れてる……)

 百瀬くんに唇を攻められる度、じわりと愛液が溢れ出る感覚を覚え、触れなくても分かる程下着が濡れていくのが分かって、物凄く恥ずかしくなってくる。

 そして、

「――ッは、ぁ……っん、」

 息継ぎをしようと唇を開いたタイミングで、百瀬くんの厚い舌が私の口内へと侵入してきた。

 優しく、ゆっくり、探るように。

「……ん、……んぁッ、……」

 そんな彼の舌の動きに合わせるように私も舌を動かすと互いの舌が絡み合い、舌と舌が擦れ合う感覚に全てが持っていかれて頭がボーッとしていく。

 そして唾液が混ざり合ってくちゅくちゅと厭らしい音が聞こえてくると、更なる快楽が全身を駆け巡った。

 じわじわと昂った感情が身体を火照らせ、頬が紅潮していくのが分かる。

 完全に百瀬くんのペースに持っていかれ、ようやく唇が解放されて互いの唇を離した瞬間、銀色の糸が引いているのを見て、胸の奥底から羞恥心が湧き上がっていくのを感じていた。

「亜夢、その表情、エロ過ぎ」

 そう言いながら熱を孕んだ瞳で見つめてきた百瀬くんが私の唇に指を這わせてくる。

 一瞬何かと思ったけれど、それが唾液で濡れていた唇を拭っているのだという事に気付いた瞬間、恥ずかしさから私は慌てて顔を逸らそうとした。

 けれどそんな私の顎をクイッと持ち上げた百瀬くんは、

「キスだけでこれって、どんだけなの? そんな表情されたら、俺の方が持たないかもしれないなぁ」

 不敵な笑みを浮かべながら再び軽く口付けをすると、着ていたTシャツの裾から彼の手が侵入してきて、ブラジャーの上から胸を弄ってきた。
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