妹に彼氏を寝取られ傷心していた地味女の私がナンパしてきた年下イケメンと一夜を共にしたら、驚く程に甘い溺愛が待っていました【完】
「すっかり遅くなっちゃったね」
「本当に」
結局、暫くあの場に留まっていた私たちがマンションに着いたのは二十三時を回った頃だった。
「そうだ、明日からの一週間は俺、出社しなきゃならない週だから送迎出来ないんだ……ごめんね」
「ううん、全然平気だよ? 寧ろ送迎なんて無理しなくていいから」
「いや、出来る時はやる! ってか、俺がしたいの! ここからだと距離あるし、心配だな……」
「大丈夫だよ。駅から近いし、ちょっと乗り換えあるくらいだもん」
「何かあったらすぐに連絡してよ?」
「もう、百瀬くんってば過保護なんだから。でも、ありがとう」
こんなに心配された事も無いから嬉しい反面、少し戸惑いもある。
それに、百瀬くんの部屋に居る間は彼が在宅勤務の週だった事もあって、私の仕事があった数日は職場まで送迎をしてもらっていたせいか、明日からは一緒に居られるのは夜のほんの少しの時間だけなんだと思うと少し淋しかったりもする。
「それじゃあお休み、百瀬くん」
「うん、お休み、亜夢」
今日からは隣の部屋に帰る事もあって、互いに後ろ髪引かれる思いでそれぞれの部屋へ入っていく。
百瀬くんは明日から出社という事でスーツ姿を見れるのかななんて期待していたのだけど、私は翌日思わぬ姿を目にする事になった。
「やばっ、寝坊した!」
以前住んでいた所とは違って早めに出なくてはならないのに早速寝坊した私は朝から慌ただしく駆け回る。
一人暮らしともなるとやはり気が抜けるのか、どうにも起きられないらしい。
軽くメイクを済ませ、適当な服に着替えた私は息付く暇も無いまま家を出る事になり、玄関に置いてある鏡で最終チェックをしてドアを開けると、ちょうど同じタイミングで百瀬くんも出て来たようで隣の部屋の玄関が開く音がしたので視線をそちらへ移すと――
「……え? 百瀬、くん……なの?」
そこに居たのは昨日までとはまるで別人のような百瀬くんの姿がそこにはあった。
何がどう違うのかと言うと、ちょっとボサついた黒髪に眼鏡を掛けて少しくたびれたスーツに身を包み、いつもの明るく人懐っこい感じとは全くと言っていい程に真逆で、とっつきにくそうな暗い雰囲気を纏っていたのだ。
「本当に」
結局、暫くあの場に留まっていた私たちがマンションに着いたのは二十三時を回った頃だった。
「そうだ、明日からの一週間は俺、出社しなきゃならない週だから送迎出来ないんだ……ごめんね」
「ううん、全然平気だよ? 寧ろ送迎なんて無理しなくていいから」
「いや、出来る時はやる! ってか、俺がしたいの! ここからだと距離あるし、心配だな……」
「大丈夫だよ。駅から近いし、ちょっと乗り換えあるくらいだもん」
「何かあったらすぐに連絡してよ?」
「もう、百瀬くんってば過保護なんだから。でも、ありがとう」
こんなに心配された事も無いから嬉しい反面、少し戸惑いもある。
それに、百瀬くんの部屋に居る間は彼が在宅勤務の週だった事もあって、私の仕事があった数日は職場まで送迎をしてもらっていたせいか、明日からは一緒に居られるのは夜のほんの少しの時間だけなんだと思うと少し淋しかったりもする。
「それじゃあお休み、百瀬くん」
「うん、お休み、亜夢」
今日からは隣の部屋に帰る事もあって、互いに後ろ髪引かれる思いでそれぞれの部屋へ入っていく。
百瀬くんは明日から出社という事でスーツ姿を見れるのかななんて期待していたのだけど、私は翌日思わぬ姿を目にする事になった。
「やばっ、寝坊した!」
以前住んでいた所とは違って早めに出なくてはならないのに早速寝坊した私は朝から慌ただしく駆け回る。
一人暮らしともなるとやはり気が抜けるのか、どうにも起きられないらしい。
軽くメイクを済ませ、適当な服に着替えた私は息付く暇も無いまま家を出る事になり、玄関に置いてある鏡で最終チェックをしてドアを開けると、ちょうど同じタイミングで百瀬くんも出て来たようで隣の部屋の玄関が開く音がしたので視線をそちらへ移すと――
「……え? 百瀬、くん……なの?」
そこに居たのは昨日までとはまるで別人のような百瀬くんの姿がそこにはあった。
何がどう違うのかと言うと、ちょっとボサついた黒髪に眼鏡を掛けて少しくたびれたスーツに身を包み、いつもの明るく人懐っこい感じとは全くと言っていい程に真逆で、とっつきにくそうな暗い雰囲気を纏っていたのだ。