妹に彼氏を寝取られ傷心していた地味女の私がナンパしてきた年下イケメンと一夜を共にしたら、驚く程に甘い溺愛が待っていました【完】
 すると、くるりと身体を翻して私の方に向いたと思ったら顔を耳元に近付けて、

「――怒ってないよ。それより早く部屋行こう。亜夢と二人きりになりたいからさ」

 そう囁くように口にする百瀬くん。

 怒ってない事に安心しつつ、二人きりになりたいと言われた私は頬が少しづつつ紅潮していくのを感じていく。

「あれ? 亜夢、顔赤いよ?」
「え?」
「……もしかして、俺が二人きりになりたいって言ったから、エロい事想像した?」
「そ、そんな事……」
「無いんだ? それはそれで残念だなぁ……」

 ニヤニヤと悪戯っぽい笑みを浮かべながら私を見てくる百瀬くん。完全にからかわれている事が分かる。

 それがちょっと面白く無かった私は彼の焦る表情が見たくなって、

「……エッチな事、考えちゃったよ。だって、百瀬くんに二人きりになりたいって言われたんだもん……期待……しちゃうよ」

 なんて口にしてみると、案の定驚いた表情を浮かべた百瀬くん。

 私の言葉が嬉しかったのか、からかうような笑みから子供のような無邪気な笑顔を向けて、

「そっか、嬉しいな、亜夢がそんな事考えてくれてたなんて。あー、こんなところでそんな話するんじゃなかった。亜夢が可愛過ぎて、今すぐに抱き潰したいくらい、愛おしい」

 指を絡め、ギュッと手を繋いでくれた。

「……も、もう……百瀬くんってば……」
「亜夢が言ったんじゃん。ほら、早く行こう」
「……うん」

 こうして私たちは互いの気持ちを再確認しつつ、ホテルの部屋へと向かった。

 そして、

「――亜夢、好きだよ」
「――ッん……」

 部屋に入ってドアが閉まった瞬間、そのドアを背にした私の前に百瀬くんが立つと顎を軽く持ち上げられてキスをされた。

 身体をドアに押し付けられる形で追いやられ、百瀬くんはそこに片手を付くと、更に深く口付けてくる。

「……ッん、ふ……ッぁ、」

 強引な口付けに時折漏れる吐息混じりの声が彼の欲を更に掻き立ててしまったようで、

「……も、もせ、くん……ッ、シャワー……あびさせて……っ」
「そんなの、必要無いよ――」
「――ッん、やぁ……っ」

 一旦口付けから解放されて息を整えながらシャワーを浴びたいというお願いをしたもののそれは却下され、再びその場で唇を塞がれた。
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