妹に彼氏を寝取られ傷心していた地味女の私がナンパしてきた年下イケメンと一夜を共にしたら、驚く程に甘い溺愛が待っていました【完】
 翌朝、起きて一番にスマホを見ると、百瀬くんからメッセージが届いていた。

《なかなか連絡出来なくてごめんね。もう寝ちゃったかな? 離れ離れは淋しいね。早くも亜夢に会いたくて堪らない》と書かれていたメッセージ。

 それだけで私は嬉しくなる。

 単純というか、なんというか。

《待ってたんだけど、一人は淋しくて早く寝ちゃった。朝起きて百瀬くんからのメッセージ見たら元気出たよ。でも、やっぱり会えないのは淋しいな。今日もお仕事頑張ってね》

 まだ寝てるだろうと思ったけれど、とにかく早く返信したかった私が返事を書いて送ると、それからすぐに百瀬くんから着信が掛かってくる。

「もしもし」
『おはよう、亜夢』
「おはよ、百瀬くん」
『朝一番に亜夢の声聞けて良かった』
「私も、嬉しい」
『亜夢も仕事、頑張ってね』
「うん」
『それから、分かってるとは思うけど、気をつけてね?』
「うん、分かってるよ。百瀬くんもね?」
『そうだね、お互い気をつけよう。それじゃ、また連絡するから』
「うん、またね」

 名残惜しいけれど、いつまでも話している訳にはいかず電話を切ろうとすると、

『――亜夢、ベッド横のチェストの一番下の引き出し、開けてみて』
「え?」

 何故かチェストの引き出しを開けるように言われ、不思議に思いながら言われた通りに開けてみると、

「これって?」

 そこにはラッピングされた小さい箱が置いてあって、

『開けてみて?』

 そう言われ、リボンを解いて箱を開けてみると、

「これ……」
『離れてる間、それ付けておいて? お守り代わり。俺とお揃いだから』

 箱の中にはパズルのピースを型どったネックレスが入っていた。

 百瀬くんの言葉通りペア用みたいで、互いのピースを合わせると真ん中にハートが出来る仕組みのようだった。
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