妹に彼氏を寝取られ傷心していた地味女の私がナンパしてきた年下イケメンと一夜を共にしたら、驚く程に甘い溺愛が待っていました【完】
それは職場の食堂で観たテレビのニュースでの事。
荒木田ホールディングス現社長が会長になり、息子である百瀬くんのお父さんが社長に就任、そして百瀬くんは社長補佐として正式に会社へ入る事が伝えられた。
大企業である荒木田ホールディングスのニュース。しかも、これまで百瀬くんは一切顔出しなどして来なかった事、芸能人に引けを取らない容姿を持つ彼にメディアは注目し、テレビや雑誌など様々なところで百瀬くんを見掛けるようになっていた。
(やっぱりあの視線は、荒木田家の人の監視だったんだ……彼は将来を期待されてる存在だもん、当然だよね……そんな人が、私と付き合ってて、本当にいいのかな?)
全国に彼の存在が知られていく中、私はどんどん自信を無くしていく。
だけど、それを彼に相談出来ないまま、心配させないよういつも通りの自分を演じてた。
「何か、凄い事になってるね?」
『そうなんだよ。じいちゃんが急に、使えるものはどんどん使え、会社を大きくする為にはメディアにも売り込めって言い出して、俺が犠牲になってるって訳』
「そっか……。でも、仕方ないよ、百瀬くん、カッコイイもん」
『亜夢にそう言われるのは嬉しいけど、他の人にそんな事思われても意味無いって。そのせいで休みも取材とか入って休めないし、本当に困る……』
「百瀬くん……無理、しないでね?」
『……亜夢に会いたい……』
「私も、百瀬くんに会いたいよ……けど、今は仕方ないよ。少し落ち着いたら、会えるといいな」
『ごめんね、本当に……』
「ううん、百瀬くんのせいじゃないんだから、謝らないで」
本当は会いたくて堪らない。今すぐにでも、会いに行きたい。
だけど、我儘を言って彼を困らせたくない、こうして連絡が取れるだけでも嬉しく思わなくちゃいけないと自身に言い聞かせ、聞き分けの良い振りをする。
淋しくて、メディアが彼について騒ぐ度に不安になる毎日。
そして、そんな私に追い打ちをかけるかのように、《荒木田 百瀬の婚約者》《婚約発表も時間の問題か》など、女性の存在を匂わせるような情報も出回った。
(百瀬くん……私、信じていいんだよね?)
彼の事は信じているけど、もしもご両親やお祖父さんが決めた婚約者が居たりしたら?
私と付き合っている事をよく思っていないから、引き離す為に彼の知らないところで話が進んでいたら?
そうしたら、いくら百瀬くんが私を好きでいてくれても、付き合い続ける事は無理なんじゃないのか?
そんな風に考えれば考える程落ち込んでいく日々の中、今まで大人しくしていた有紗が前に言っていたお見合い相手と共に現れた。
荒木田ホールディングス現社長が会長になり、息子である百瀬くんのお父さんが社長に就任、そして百瀬くんは社長補佐として正式に会社へ入る事が伝えられた。
大企業である荒木田ホールディングスのニュース。しかも、これまで百瀬くんは一切顔出しなどして来なかった事、芸能人に引けを取らない容姿を持つ彼にメディアは注目し、テレビや雑誌など様々なところで百瀬くんを見掛けるようになっていた。
(やっぱりあの視線は、荒木田家の人の監視だったんだ……彼は将来を期待されてる存在だもん、当然だよね……そんな人が、私と付き合ってて、本当にいいのかな?)
全国に彼の存在が知られていく中、私はどんどん自信を無くしていく。
だけど、それを彼に相談出来ないまま、心配させないよういつも通りの自分を演じてた。
「何か、凄い事になってるね?」
『そうなんだよ。じいちゃんが急に、使えるものはどんどん使え、会社を大きくする為にはメディアにも売り込めって言い出して、俺が犠牲になってるって訳』
「そっか……。でも、仕方ないよ、百瀬くん、カッコイイもん」
『亜夢にそう言われるのは嬉しいけど、他の人にそんな事思われても意味無いって。そのせいで休みも取材とか入って休めないし、本当に困る……』
「百瀬くん……無理、しないでね?」
『……亜夢に会いたい……』
「私も、百瀬くんに会いたいよ……けど、今は仕方ないよ。少し落ち着いたら、会えるといいな」
『ごめんね、本当に……』
「ううん、百瀬くんのせいじゃないんだから、謝らないで」
本当は会いたくて堪らない。今すぐにでも、会いに行きたい。
だけど、我儘を言って彼を困らせたくない、こうして連絡が取れるだけでも嬉しく思わなくちゃいけないと自身に言い聞かせ、聞き分けの良い振りをする。
淋しくて、メディアが彼について騒ぐ度に不安になる毎日。
そして、そんな私に追い打ちをかけるかのように、《荒木田 百瀬の婚約者》《婚約発表も時間の問題か》など、女性の存在を匂わせるような情報も出回った。
(百瀬くん……私、信じていいんだよね?)
彼の事は信じているけど、もしもご両親やお祖父さんが決めた婚約者が居たりしたら?
私と付き合っている事をよく思っていないから、引き離す為に彼の知らないところで話が進んでいたら?
そうしたら、いくら百瀬くんが私を好きでいてくれても、付き合い続ける事は無理なんじゃないのか?
そんな風に考えれば考える程落ち込んでいく日々の中、今まで大人しくしていた有紗が前に言っていたお見合い相手と共に現れた。