ご令嬢ではありません!~身代わりお見合いだったのに、敏腕CEOが執愛に目覚めたようです~
貴富さんに呼ばれて、しずしずと近づく。恥ずかしそうに俯く私を、貴富さんは満面の笑顔で抱きしめる。
「こんなにしょっちゅう独占していたら、保育所開設の前に二人目ができてしまいそうだ」
貴富さんは困ったように笑った。
「それならそれで、いいかも」
貴富さんに抱きしめられながら、目を閉じて言った。幸せが増えることはいいことだ。
家族が増えるということは、大変なことも、我慢しなければいけないこともあるだろう。楽しいだけじゃないからこそ、幸せのありがたみを感じられるということを絵梨奈に教えてもらった。
きっとこれからどんなことがあっても、私たち家族は大丈夫だと根拠もなく言いきれてしまうのは、困難を乗り越えるからこそ、見える世界があることを知っているからだ。
私たちの幸せな生活は、まだ始まったばかりなのだから。
【完】
「こんなにしょっちゅう独占していたら、保育所開設の前に二人目ができてしまいそうだ」
貴富さんは困ったように笑った。
「それならそれで、いいかも」
貴富さんに抱きしめられながら、目を閉じて言った。幸せが増えることはいいことだ。
家族が増えるということは、大変なことも、我慢しなければいけないこともあるだろう。楽しいだけじゃないからこそ、幸せのありがたみを感じられるということを絵梨奈に教えてもらった。
きっとこれからどんなことがあっても、私たち家族は大丈夫だと根拠もなく言いきれてしまうのは、困難を乗り越えるからこそ、見える世界があることを知っているからだ。
私たちの幸せな生活は、まだ始まったばかりなのだから。
【完】


