偽装結婚から始まる完璧御曹司の甘すぎる純愛――どうしようもないほど愛してる
だから何をするにも家庭の両立が頭に浮かぶ。自分の将来を思い描いたとき、いずれ子供も欲しいと思う。
(こんな気持ちのまま開店準備を進めていいのかな)
自分で店を持つというのは簡単なことではない。考えれば考える程迷いが深くなり、最近の花穂は気付けば眉間にシワが寄っている。
家族が増えたときに、自分は仕事と家庭のどちらも全力を尽くせるのか。
(まあ……子供が欲しいと言っても、今のままじゃ出来ないんだけど)
期待していた模様替えは延期され、寝室は別のまま。
最近は響一の日曜出勤も多く、ゆっくり会話をする時間も取れない。一緒に眠らないし、スキンシップも滅諦にない状況。
(それに最近響一さんとの間に壁があるような……)
彼に好きだと言われて、本当の夫婦になろうと約束して、幸せなはずだったのになぜか遠くなってしまった気がする。
花穂は溜息を履いて、座っていた椅子から立ち上がった。
時刻は午後七時。夕飯の準備はしてあるけれど、響一は帰宅するだろうか。
また顔を見られないかもしれないと憂いていたとき、ガチャリと玄関が開く音がした。
(こんな気持ちのまま開店準備を進めていいのかな)
自分で店を持つというのは簡単なことではない。考えれば考える程迷いが深くなり、最近の花穂は気付けば眉間にシワが寄っている。
家族が増えたときに、自分は仕事と家庭のどちらも全力を尽くせるのか。
(まあ……子供が欲しいと言っても、今のままじゃ出来ないんだけど)
期待していた模様替えは延期され、寝室は別のまま。
最近は響一の日曜出勤も多く、ゆっくり会話をする時間も取れない。一緒に眠らないし、スキンシップも滅諦にない状況。
(それに最近響一さんとの間に壁があるような……)
彼に好きだと言われて、本当の夫婦になろうと約束して、幸せなはずだったのになぜか遠くなってしまった気がする。
花穂は溜息を履いて、座っていた椅子から立ち上がった。
時刻は午後七時。夕飯の準備はしてあるけれど、響一は帰宅するだろうか。
また顔を見られないかもしれないと憂いていたとき、ガチャリと玄関が開く音がした。