偽装結婚から始まる完璧御曹司の甘すぎる純愛――どうしようもないほど愛してる
しかし、六条家の交友関係は想像していたよりもずっと厳しい世界のようだ。
「花穂は大丈夫でしょう。響一さんが一緒なんだから」
「うん。でもずっと付きっ切りにさせるのは申し訳ないな」
「夫なんだからそんな気を遣わなくていいんじゃない? でも花穂は初だものね。分かった。今回は私も参加するわ」
「え? 伊那がいるなら心強いけど、無理しなくていいからね」
気が進まない席に無理やり誘うのは気が引ける。
「大丈夫だって。それに参加しないと後から煩く言われるのが確定だからね。うちの父親の小言って長いんだよね」
伊那は「最近ますます口煩くって」とどんよりした空気を醸し出しながら、料理の下ごしらえを始める。
「そう言えば服は決めた? さすがにいつもの服じゃ場違いだけど」
「以前響一さんに買って貰った服の中に相応しそうなものがあったんだ。それを着ていくつもり」
まだ一度も袖を通していない淡いクリーム色のひざ下ワンピース。高級感ある光沢で凝ったデザインの素晴らしいものだ。
普段使い出来ないので着て行くところがないのではと思ったものだが、響一の勧めで購入しておいてよかった。
「花穂は大丈夫でしょう。響一さんが一緒なんだから」
「うん。でもずっと付きっ切りにさせるのは申し訳ないな」
「夫なんだからそんな気を遣わなくていいんじゃない? でも花穂は初だものね。分かった。今回は私も参加するわ」
「え? 伊那がいるなら心強いけど、無理しなくていいからね」
気が進まない席に無理やり誘うのは気が引ける。
「大丈夫だって。それに参加しないと後から煩く言われるのが確定だからね。うちの父親の小言って長いんだよね」
伊那は「最近ますます口煩くって」とどんよりした空気を醸し出しながら、料理の下ごしらえを始める。
「そう言えば服は決めた? さすがにいつもの服じゃ場違いだけど」
「以前響一さんに買って貰った服の中に相応しそうなものがあったんだ。それを着ていくつもり」
まだ一度も袖を通していない淡いクリーム色のひざ下ワンピース。高級感ある光沢で凝ったデザインの素晴らしいものだ。
普段使い出来ないので着て行くところがないのではと思ったものだが、響一の勧めで購入しておいてよかった。