偽装結婚から始まる完璧御曹司の甘すぎる純愛――どうしようもないほど愛してる
「花穂、響一さんもようやく見つけたわ」
「伊那、よかった会えて。すごい人だね」
「各方面に声をかけたみたいだからね。人脈を広げる意味もあるんじゃない?」
「なるほど」
新任社長は大変なのだと納得していると、ちらちらと周囲の視線が伊那に集まっているのに気が付いた。
響一もいることから、花穂の周囲はかなりの注目度だ。
しかし突然会場の前方が騒がしくなった。何事かと目を向けると雛段に若い男性が上がったところだった。
「伊那のお兄さん?」
東京に出て来たとき伊那に紹介されて一度挨拶をしているが、遠目だとよく分からない。
「そう。挨拶が始まるみたいね」
伊那がそう言った直後、マイク越しの声が会場に流れ始めた。
新社長らしい前向きで若々しさを感じるスピーチが終わると、会場内がわっと盛り上がった。
この後は各自歓談するようだ。
立食形式のテーブルいっぱいに用意された料理も手を付けて良いとのこと。
「花穂、何か食べるか?」
響一が気遣って声をかけてくれる。
「うん、美味しそう。新シェフの料理なんだってね」
「伊那、よかった会えて。すごい人だね」
「各方面に声をかけたみたいだからね。人脈を広げる意味もあるんじゃない?」
「なるほど」
新任社長は大変なのだと納得していると、ちらちらと周囲の視線が伊那に集まっているのに気が付いた。
響一もいることから、花穂の周囲はかなりの注目度だ。
しかし突然会場の前方が騒がしくなった。何事かと目を向けると雛段に若い男性が上がったところだった。
「伊那のお兄さん?」
東京に出て来たとき伊那に紹介されて一度挨拶をしているが、遠目だとよく分からない。
「そう。挨拶が始まるみたいね」
伊那がそう言った直後、マイク越しの声が会場に流れ始めた。
新社長らしい前向きで若々しさを感じるスピーチが終わると、会場内がわっと盛り上がった。
この後は各自歓談するようだ。
立食形式のテーブルいっぱいに用意された料理も手を付けて良いとのこと。
「花穂、何か食べるか?」
響一が気遣って声をかけてくれる。
「うん、美味しそう。新シェフの料理なんだってね」