偽装結婚から始まる完璧御曹司の甘すぎる純愛――どうしようもないほど愛してる
「実際百合香の両親は結婚を認めているんだ。だがうちの祖父が納得いかないようで大反対している。先日はその件で揉めて、百合香の両親が本宅にまで乗り込んで来た。娘を想っての行動だろうが、結果として喧嘩別れになってしまった」
「あ、もしかしてお祖父さまに来たお客様って」
「そうだ。俺は広斗が予定していた海外からの顧客の接待を代わったから話し合いの詳細は知らないが、聞いた話を繋げると悲惨な状況だった」
花穂は真剣に耳を傾けていたが、しばらくすると納得したように小さく頷いた。
「広斗さんの代わりに仕事に……接待だったから遅くなったんだ」
「ああ、そうだ」
接待というところにやけに反応しているのが謎だが、花穂の気分が浮上している手ごたえを感じ、響一は意気込んで言葉を続ける。
「会場で偶然百合香を見かけて、今後について話していた」
「あの、以前広斗さんが響一さんと朝宮さんを探しにアリビオに来たんだけど、そのときは何をしていたの?」
急に話が飛び戸惑ったが、響一は妻の疑問に答えるべく素早く記憶を探る。花穂がそんな話をしていたのは覚えているが、細かい行動はなかなか思い出せない。
「あ、もしかしてお祖父さまに来たお客様って」
「そうだ。俺は広斗が予定していた海外からの顧客の接待を代わったから話し合いの詳細は知らないが、聞いた話を繋げると悲惨な状況だった」
花穂は真剣に耳を傾けていたが、しばらくすると納得したように小さく頷いた。
「広斗さんの代わりに仕事に……接待だったから遅くなったんだ」
「ああ、そうだ」
接待というところにやけに反応しているのが謎だが、花穂の気分が浮上している手ごたえを感じ、響一は意気込んで言葉を続ける。
「会場で偶然百合香を見かけて、今後について話していた」
「あの、以前広斗さんが響一さんと朝宮さんを探しにアリビオに来たんだけど、そのときは何をしていたの?」
急に話が飛び戸惑ったが、響一は妻の疑問に答えるべく素早く記憶を探る。花穂がそんな話をしていたのは覚えているが、細かい行動はなかなか思い出せない。