偽装結婚から始まる完璧御曹司の甘すぎる純愛――どうしようもないほど愛してる
響一を信じ切って愛情溢れる眼差しを向けてくれる花穂を見ていたら、溜まらない気持ちになった。
「花穂……愛してる」
ぎゅっと抱きしめると、抱きしめかえされた。弱い力だけれど響一の胸を打つのには十
分すぎる威力だ。
「キスしてもいいか?」
あまりガツガツして花穂に惹かれたらと自制していたが、もう無理だった。
花穂は恥ずかしそうに目を逸らす。
「うん……でも今度からは聞かないで欲しい。響一さんが思ったときにしてくれて大丈夫」
嬉しすぎる言葉だ。響一は陶酔感を覚えながら花穂の頬に手を添える。
「本当に? そんなことを要ったら俺は毎日でも花穂にキスするけど」
毎日どころか、ずっと触れていたいのだから。
「だ、大丈夫……私も響一さんと触れ合いたいから」
「……っ、そんなことを言ったら、止められない。花穂を抱いて朝まで離してやれなくなる。それでもいい?」
熱っぽく告げると花穂が可愛らしく頷く。響一は歓喜でいっぱいになりながら彼女の唇を塞いだ。
触れた唇は熱く、響一の熱をますます高めた。自制が利かなくなりそうだ。
しかし場所を考えると、これ以上は進めない。