偽装結婚から始まる完璧御曹司の甘すぎる純愛――どうしようもないほど愛してる
『広斗は一時六条家と縁を切ることを考えたようだが、祖父を見捨てることは出来なかったみたいだ。百合香の方も同じでなんとか皆に祝福されたいと頑張っている』
そしてようやく根気強い説得と固い決意によって、十年がかりで、ふたりの仲は認められることになったのだ。
百合香は六条家に出入り出来るようになり、あれから何度か花穂と顔を合わせている。
初めは睨まれているような気がして嫌われていると感じていたが、話してみるとクールながらも気さくでよい人だった。
気になっていた視線は、家族に祝福されて結婚した花穂が幸せそうに見えて、羨ましいなとつい見てしまった。一切悪気はなかったとのこと。
誤解を重ねていろいろ勘違いをしてしまった自分が恥ずかしくなった。
とは言え、丸くおさまったのでよかったと思っている。
「なるほど響一さんは罪悪感から親身になっていたんだ。大事な妻を放ってしまうくらいに」
伊那がさり気なく嫌味を混ぜる。彼女としてはあのときの響一の態度に不満があるらしい。
花穂はすぐさま夫のフォローに入る。
「それはあのときだけだよ。今はすごく大事にしてくれているし」
そしてようやく根気強い説得と固い決意によって、十年がかりで、ふたりの仲は認められることになったのだ。
百合香は六条家に出入り出来るようになり、あれから何度か花穂と顔を合わせている。
初めは睨まれているような気がして嫌われていると感じていたが、話してみるとクールながらも気さくでよい人だった。
気になっていた視線は、家族に祝福されて結婚した花穂が幸せそうに見えて、羨ましいなとつい見てしまった。一切悪気はなかったとのこと。
誤解を重ねていろいろ勘違いをしてしまった自分が恥ずかしくなった。
とは言え、丸くおさまったのでよかったと思っている。
「なるほど響一さんは罪悪感から親身になっていたんだ。大事な妻を放ってしまうくらいに」
伊那がさり気なく嫌味を混ぜる。彼女としてはあのときの響一の態度に不満があるらしい。
花穂はすぐさま夫のフォローに入る。
「それはあのときだけだよ。今はすごく大事にしてくれているし」