飛べない小鳥は見知らぬ運命の愛に震える
「ごめんなさい、飲みすぎたかも……」
「危ないな。部屋で休もう」
部屋って。
聞けないまま、美鷹に連れられて歩く。
動悸が激しくなる。
体がどんどん熱くなり、呼吸が荒くなる。
おかしい、と琴鳥は不安になった。
「フェロモンだ。ヒートかな」
美鷹のつぶやきが、どこか遠くから聞こえてくるようだった。
エレベーターに乗ると、琴鳥は衝動的に美鷹にキスを求めた。
美鷹は微笑とともにそれに応じる。
美鷹のキスに、体がとろけそうになる。
早く満たされたい。
エレベーターを降りると、美鷹にしがみつくようにして歩いた。
ダメだ。何かおかしい。
いつものヒートと何かが違う。
心のどこかで警鐘が鳴る。
なのに、衝動は美鷹を求めてやまなかった。
美鷹が部屋のキーを解除するとき、一人の男が通りがかった。
「フェロモンくせえと思ったら、美鷹の女か」
笑うような口調だった。琴鳥はぼんやりとその男を見た。どこかで見たことがあるような気がした。
「いいな、貸してくれよ」
「だめだ。今日はこの子と初のお楽しみなんだから」
「へえ、じゃ、今度な。楽しんできなよ」
「ああ、今度な」
何を言ってるんだろう。
ぼうっとした頭では、うまく理解できない。
それよりも、美鷹を。美鷹と。美鷹が。
彼女のことしか考えられなかった。
心の片隅で、ダメだ、と小さな声がした。
何かおかしい。
だが衝動は大きなうねりとなって、それを飲み込んでしまう。
部屋はとても豪華だった。
「危ないな。部屋で休もう」
部屋って。
聞けないまま、美鷹に連れられて歩く。
動悸が激しくなる。
体がどんどん熱くなり、呼吸が荒くなる。
おかしい、と琴鳥は不安になった。
「フェロモンだ。ヒートかな」
美鷹のつぶやきが、どこか遠くから聞こえてくるようだった。
エレベーターに乗ると、琴鳥は衝動的に美鷹にキスを求めた。
美鷹は微笑とともにそれに応じる。
美鷹のキスに、体がとろけそうになる。
早く満たされたい。
エレベーターを降りると、美鷹にしがみつくようにして歩いた。
ダメだ。何かおかしい。
いつものヒートと何かが違う。
心のどこかで警鐘が鳴る。
なのに、衝動は美鷹を求めてやまなかった。
美鷹が部屋のキーを解除するとき、一人の男が通りがかった。
「フェロモンくせえと思ったら、美鷹の女か」
笑うような口調だった。琴鳥はぼんやりとその男を見た。どこかで見たことがあるような気がした。
「いいな、貸してくれよ」
「だめだ。今日はこの子と初のお楽しみなんだから」
「へえ、じゃ、今度な。楽しんできなよ」
「ああ、今度な」
何を言ってるんだろう。
ぼうっとした頭では、うまく理解できない。
それよりも、美鷹を。美鷹と。美鷹が。
彼女のことしか考えられなかった。
心の片隅で、ダメだ、と小さな声がした。
何かおかしい。
だが衝動は大きなうねりとなって、それを飲み込んでしまう。
部屋はとても豪華だった。