飛べない小鳥は見知らぬ運命の愛に震える
「戦うなら、俺がちゃんとサポートする。俺だけじゃない、被害者の会のみんなが君を支える。逆に君の行動はみんなの支えになるだろう」
鋭い目で、真剣に夕鶴が言う。
琴鳥は頷いた。
「ありがとう」
夕鶴は笑顔で琴鳥の手を取った。
琴鳥が初めて見る、晴れやかな笑顔だった。
琴鳥はぎゅっとその手を握り返す。
1人じゃない、と思えた。
きっと、1人では耐えられない。
だが、彼女には支えてくれる家族がいる。友達もいる。
そして、夕鶴が。
琴鳥は笑顔で彼を見つめ返す。胸が痛いのに、温かかった。
瞬間、また体が熱くなる。
ヒートだ。
「またか!」
夕鶴は慌ててポケットから薬を出して飲む。琴鳥も急いで薬を飲んだ。
ふうっと息をつくと、夕鶴と目があった。
なんとなくおかしくなって、2人で笑った。
ふいに公園のハトが一斉に飛び立つ。
ばさばさ、と大きな羽音が聞こえた。
ハトたちは大空に羽を広げて、自由に飛んでいく。
歩きたければ歩き、飛びたければ飛ぶ。
自分の思うまま、自由に、どこまでも。
夕鶴と2人、その姿を見上げる。
青い空の中、きらめく日差しをうけて。
ハトの翼はまぶしく輝いていた。
終
鋭い目で、真剣に夕鶴が言う。
琴鳥は頷いた。
「ありがとう」
夕鶴は笑顔で琴鳥の手を取った。
琴鳥が初めて見る、晴れやかな笑顔だった。
琴鳥はぎゅっとその手を握り返す。
1人じゃない、と思えた。
きっと、1人では耐えられない。
だが、彼女には支えてくれる家族がいる。友達もいる。
そして、夕鶴が。
琴鳥は笑顔で彼を見つめ返す。胸が痛いのに、温かかった。
瞬間、また体が熱くなる。
ヒートだ。
「またか!」
夕鶴は慌ててポケットから薬を出して飲む。琴鳥も急いで薬を飲んだ。
ふうっと息をつくと、夕鶴と目があった。
なんとなくおかしくなって、2人で笑った。
ふいに公園のハトが一斉に飛び立つ。
ばさばさ、と大きな羽音が聞こえた。
ハトたちは大空に羽を広げて、自由に飛んでいく。
歩きたければ歩き、飛びたければ飛ぶ。
自分の思うまま、自由に、どこまでも。
夕鶴と2人、その姿を見上げる。
青い空の中、きらめく日差しをうけて。
ハトの翼はまぶしく輝いていた。
終


