ポンコツ魔女は王子様に呪い(魔法)をかける
「じゃあ今からオーダーにしようか。すまないが最短でいつ完成する?」
「そうですね、寝ずに作業するとして……」
「ど、どれもすっごく素敵だと思います!」
さらっと徹夜で作業する話になっていることに気付いた私は慌てて目の前に並べられたドレスに視線を移した。
出してくれたそのドレスたちはどれも高級品だと一目でわかるほど上質な布で仕立てられており、透かしレースが入っているものやフリルがふんだんに使われているもの、パールがたくさんついているものなどがあって。
「とりあえず全部?」
「突然王太子感出さないでください!」
メルヴィの瞳が割りと本気そうなことに恐れおののきつつ、出されたそのドレスの内の一着にふと目が止まった。
そのドレスの生地は、他のと違い足元から胸元へ向けて淡い色へと変化していて。
「そちらのドレスはネモフィラの花をイメージしているんですよ」
「ネモフィラの花?」
「はい、殿下。花言葉は『可憐』でございます。お嬢様にぴったりですわ」
「へぇ、それは悪くないね」
“花……?”
「そうですね、寝ずに作業するとして……」
「ど、どれもすっごく素敵だと思います!」
さらっと徹夜で作業する話になっていることに気付いた私は慌てて目の前に並べられたドレスに視線を移した。
出してくれたそのドレスたちはどれも高級品だと一目でわかるほど上質な布で仕立てられており、透かしレースが入っているものやフリルがふんだんに使われているもの、パールがたくさんついているものなどがあって。
「とりあえず全部?」
「突然王太子感出さないでください!」
メルヴィの瞳が割りと本気そうなことに恐れおののきつつ、出されたそのドレスの内の一着にふと目が止まった。
そのドレスの生地は、他のと違い足元から胸元へ向けて淡い色へと変化していて。
「そちらのドレスはネモフィラの花をイメージしているんですよ」
「ネモフィラの花?」
「はい、殿下。花言葉は『可憐』でございます。お嬢様にぴったりですわ」
「へぇ、それは悪くないね」
“花……?”