私は誰にも恋しない
私達は東大寺で奈良の大仏様を見たり
鹿の餌やりをしたり
お土産屋さんみたり
楽しんだ

神山先生はずっといろんな女の子に声かけられたり写真一緒に撮ったり…

私はそんな女子達を羨ましそうに見ていた

そんな私に神山君が声をかける

「…あんた、見過ぎ。そんなに見てると周りに兄貴への気持ちバレるよ。まぁ、ああいう女子達をムカつく気持ちはわかるけどね」

「そっそんなんじゃないもん…神山君はこの修学旅行で先生に気持ち伝えるの?」

「…は⁈」

「?だって前に私に先生の話ししてる時に惚れさせてやるって言ったでしょ?」

それを聞いた神山君が頭を抱えてしゃがみ込む
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