ドロ甘な愛を稀血に溶かして


くくっ、、、

可愛いすぎる……

愛おしくてたまらない!!


俺の五感が、彼女の魅力に沼ってしまう。




最後に抱きしめたのは、数日前。

美織ちゃんの夢の中以来だ。


現実世界で美織ちゃんの温もりを感じたのは、7年ぶり。



このまま、ずっと抱きしめていたい。


二人きりになれる場所に移動して。

極上に甘い言葉を囁いて。


それから……

ぷっくりと熟れる美織ちゃんの唇に……キ……



枯れない温泉のように沸き上がってしまう、よこしまな欲望。


――冷静になれ。

――美織ちゃんに、嫌われないためにも。


俺の中にかろうじて残っている理性が、欲望をねじ伏せようと頑張っている。



そして……

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