王子様を落とし穴に落としたら婚約者になりました ~迷惑がられているみたいですが、私あきらめませんから!~
「エイミー、十七歳の誕生日おめでとう!」
優しい侯爵の声に、招待客が「おめでとう!」と復唱した。
エイミーが乾杯の後ではにかみながら「ありがとうございます」と言ってグラスに口をつける。
ほのぼのほした、暖かい誕生日パーティーだ。
去年まで、どうして好きでもない婚約者の誕生日を祝いに行かなくてはならないのだとイライラしていた。
けれど、毎年、この誕生日パーティーの雰囲気だけは好きだと思う。
ライオネルの誕生日には盛大なパーティーが開かれるし、国中の貴族が誕生日を祝いに集まってくる。
父と母もそれなりに息子の誕生日を祝ってくれるし、はっきり言って、リボンをほどくのも億劫になるほどの大量のプレゼントが国中の貴族から贈られる。
でも、どうしてなのか――自分の誕生日パーティーなのに、ライオネルはどこか他人事に思えてならなかった。
優しい侯爵の声に、招待客が「おめでとう!」と復唱した。
エイミーが乾杯の後ではにかみながら「ありがとうございます」と言ってグラスに口をつける。
ほのぼのほした、暖かい誕生日パーティーだ。
去年まで、どうして好きでもない婚約者の誕生日を祝いに行かなくてはならないのだとイライラしていた。
けれど、毎年、この誕生日パーティーの雰囲気だけは好きだと思う。
ライオネルの誕生日には盛大なパーティーが開かれるし、国中の貴族が誕生日を祝いに集まってくる。
父と母もそれなりに息子の誕生日を祝ってくれるし、はっきり言って、リボンをほどくのも億劫になるほどの大量のプレゼントが国中の貴族から贈られる。
でも、どうしてなのか――自分の誕生日パーティーなのに、ライオネルはどこか他人事に思えてならなかった。