腹黒執事は、悪役なお嬢様への愛が強め
ほら、あの鷹司がきょとんとした顔をしている。正解を言い当てられて驚いているのね。
私は勝利を確信していた。
……と思ったら、次の瞬間大爆笑された。
「ふふっ、いや、すみません、くく……その発想は……ふふ、予想外でした」
「ち、違うのっ!?」
「さすがです……ふふふ、そんな真剣な顔で斜め上のことを」
「っ~! 違うのはわかったからもう笑うのやめなさい!」
言わなかったらよかった!!
顔が赤くなっていくのを感じながら、ティーカップに残ったお茶を一気に飲み干す。
お茶はまだかなり熱くて、おかげでのどがひりひりした。
──そんな日常を繰り返すうち、季節はいつの間にか冬に差し掛かっていた。