愛する人と暮らす初めての日

「ねえ、三人でお洋服見に行くのは駄目なの?」

「私は構わないけど、リュカはどう?」

「リーベが三人で行きたいならいいけど」


 本当は二人でデートをしたいが、彼女がそう言うのなら仕方がない。
 少し不満だが三人で行くことを了承する。

 隣を見るとリーベが嬉しそうに笑っていた。

 そんな会話をして食事を終える。
 キャロルは用があると言うので別れる。

 休憩を上るまでまだ時間があったので、彼女と散歩をする。

 リーベはやはり楽しそうに景色を眺めて、俺に楽しそうに笑いかけてくる。
 俺にとっては見慣れた景色だが、彼女と一緒に見るとなんだか新鮮に感じる。

 こういう穏やかな時間がずっと続くことを祈る。
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