氷の華とチョコレート

「今度行ってみる? あそこは若い子があまりいなくてオレでも入りやすいから」


 あっ……、嬉しい、誘ってくれた。


「はい、お願いします」


 学生時代のバイト先に連れてってもらえるなんて、特別なことのような気がして、とても嬉しかった。


「……」


 今日一日で、私の中に真間さんの情報どれだけ集まるんだろう? 気持ちがとてもウキウキするのを抑えられない。


「ここだよ」


 真間さんの声に顔を上げると、目の前に『赤い屋根の小さなお家』の入り口があった。やっぱり、大きいと言うか広い? 目の前には、木枠にガラスで作られたドア、その向こうにカフェやレストランのような、カウンターやテーブルが見える。

 中庭を挟んで、もう一つの方は……。

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