氷の華とチョコレート

「お待たせしました」

「ありがとう、……す、スゴく持ってきた、ね?」


 えっ? す、凄い?

 真間さんのお皿には、 三、四個しか乗せてないのに?

 やっぱりバイキング形式は、人のはとらない方がいいって、守った方がよかったのかしら?


「ごめんなさい、少な目に取ってきたつもりだったんですけど……」

「えっ? イヤ、オレのじゃなくて、氷室さんのお皿の方」


 えっ?

 言われて、自分のお皿を見ると……。や、ヤダ、少なめにしたつもりが、お皿いっぱいに並んだスイーツがてんこ盛り~っ!


「……っ!?」


 思わず悲鳴を上げそうになった。男の人と、初めてデートする時の量じゃない、よね? いつもの調子で乗せ過ぎた。恥ずかしい埋まりたい……。


「あっ、あの、……これは、その……あんまり美味しそうだったから、つい……」


 言い訳しつつも、私の顔はどんどん熱くなって……。



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