氷の華とチョコレート

「先に好きなの取ってきていいよ、鞄見てるから」


 あっ、そう言う所も、スマートでいいな……。


「はい、真間さんの分も取ってきますね」

「えっと、……うん、ありがとう」

「はい」


 返事を聞いて、私は、デザートのある、中央のテーブルに向かった。

 そこはまるで、色とりどりの遊園地みたいにワクワクとしてしまう場所だった。

 うわぁ、美味しそう~、どれにしようか、迷ってしまう。

 スイーツバイキングにしては、取り切れないほどのたくさんな種類が、可愛い彩りでお皿に並んでいて、箸休めにサンドイッチやトマトパスタがあるのも心憎い。


「……」


 今日一日じゃ、全種類食べ切れないわ。

 るりを連れて、また来てみたいな。


「……こんな感じかな?」


 取りあえず、最初の一回だからと、少なめにお皿に盛って、私は、真間さんの待つ、テーブルに戻った。



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